** ページ20
それから何とかその場を沈めた縁。全員に自己紹介をしてもらい無事?仲良くなったのだ。ただ……、
不死川「鷹筆様。次は一緒の合同任務です!行きましよう!」
煉獄「兄上!任務が終わったら俺と稽古をしてください!」
不死川と煉獄が人格崩壊するのは止められなかった。これには流石のお館様も目を見開いていたらしい。更に時透と話した時に「時遊君の無は無限だよ。無限に優しくて人を救える」と言ったことが原因だろうか時透にも
時透「兄様、折り紙をしよう」
と懐かれる。更には冨岡が縁の前だと笑顔なのだ。甘露寺とは甘いものが好きという接点があり甘味同盟が結成された。伊黒は最初のうちは険悪していたが縁が知らず知らずに色々な相談にのってもらっており懐いた。胡蝶は毒のことを詳しく知っていた縁に色々教わるようになった。宇髄は気がついたら懐いていた。悲鳴は時々一緒に滝に打たれるようになった。
耀哉「随分懐かれましたね」
縁「うん、なんでだろうね」
鍛錬から数日後縁は鱗滝の所を尋ねた。小屋を数回叩くと鱗滝が出てくる。炭治郎はいないようだ。
鱗滝「何の用だ?」
縁「初めまして。炭治郎と禰豆子の義理の兄で筆柱の鷹筆縁です。貴方が元柱の鱗滝右近時次君かな?」
鱗滝「!お館様の仰っていた。お初にお目にかかります。私が鱗滝左近次です。炭治郎は今鍛錬をしています」
中に入って縁は禰豆子を見つけると頭を膝に乗せて撫で始める。目の前に座った鱗滝は微笑ましそうに見つめる。
縁「炭治郎の様子はどうかな?鬼殺隊士になれると思うかい?」
鱗滝「やる気はありますが何分優しすぎます。鬼を斬るのに毎回同情してしまえばいつか心が壊れるでしょう」
縁「そうだね。それは思っていた。でも、炭治郎なら大丈夫だよ」
鱗滝「何故?」
縁「炭治郎だから」
最後意味のわからないことを言うと扉が開いてぼろぼろの炭治郎ご帰ってきた。炭治郎は縁の姿を見ると喜んだ。
炭治郎「兄ちゃん!最終選別は!?」
縁「生き残ったよ。そしたら鬼殺隊でも凄い立場になったよ」
炭治郎「?わからないけど流石兄ちゃん!大好き!」
炭治郎は縁に抱きついた。これから会う度に抱きつくことになるのは黙っておこう。
大正コソコソ噂話
炭治郎「兄ちゃんは気がついたら動物も人もすぐに懐いてしまう人柄なんだ!でも、怒ると背後に鬼神の幻影が見えるほど怖い。特に……((ブルッ」
縁「どうしたんだい?炭治郎?」
炭治郎「あ……兄ちゃん……(終わった)」
32人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:神夜の羽織 | 作成日時:2020年8月9日 9時