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ライブの日から数週間経った。
相変わらず忙しそうだが、マメに連絡をくれる。
「そういえばそろそろせないずの誕生日じゃなかった?」
「11月2日だから、明後日じゃん!」
何かお祝いしないのー?祭壇とか!とヒナちゃんに言われた。
『…祭壇?』
「祭壇ってのはこうやって推しのグッズとか並べてお祝いするんだよ」
と写真を見せてくれた。
『すごい、、けど、わたしこんなにグッズ持ってないしこんな豪華なの出来ないかも』
「こんな豪華なのじゃなくても、写真とケーキをオシャレに撮るだけでもいいんだよ!気持ちが大事なの!」
と、少しシンプルな祭壇の写真も見せてくれた。
確かにこれなら出来そうだ。
『いいかも』
「よしなら準備しないとね!」
と、今日の放課後お祝いの準備をする事にした。
祭壇は誕生日の前までに写真を撮っておいて、誕生日当日に写真をSNSにアップするらしい。
オーダーケーキだと間に合わないのもあり、手作りにする事にした。
「ケーキ作るのはいいけど、どこで作ろう」
「調理室は部活で料理部の人達が使ってるってなると、誰かの家になるよな」
『わたしの家で良ければ来ます??』
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作者名:るな | 作成日時:2023年10月15日 23時