[刀剣乱舞]兄呼ばわりしたった[短編集]

髭切 ページ37

あつい。すごいあつい。水でも被りたい。


そんなこと考えながら、日の当たらない部屋でゴロゴロしていたら声が聞こえてきた。


「おやぁ？そこにいるのは、主かい」



「そうだよホワホワ、どうした。」




「ホワホワはねぇ。最近頑張ってる主にご褒美持ってきたんだよ！」



「わぁい主嬉しいなぁ、アイス？アイスかなぁ？それともアイス？」




※あついが、頭はおかしくなってない。これがワタシです。



ホワホワって呼んでいいの？それより、うん。
髭切さんや、ホワホワでいいのかい？




「じゃじゃ〜ん。僕が君を妹扱いしてあげるよ」

「・・・え、いらない、前ボロクソ言われたから」





「いやいや、あれは膝丸・・あっ、弟が拗ねないようにわざとなんだよ。
さぁ、お兄ちゃんに甘えてごらん？甘味が欲しいのなら一緒に取りにいこう。
疲れてるのなら、お膝を貸してあげるよ。それでもいいの？

ね〜ぇ〜、いらない？」





いや、そりゃあしたいけども。
したいからこそ道行く男士に ≪兄呼びさせろ≫ なんて言ってるんだよ。


「なんで、そんなに呼んでほしいの？」


理由、動議。


それが気になって仕方ない。






「うーん。内緒にしたかったんだけどね。
前の対応はあんまいにもヒドすぎだ〜っていわれて反省したのと

普通に、妹が欲しかったんだよ。」





「そういうことなら仕方ないなぁ！ようし、妹になってあげよう。
とりあえず、そのお膝をお借りします。


いやぁ、ゴロゴロするのにアゴ痛かったんだよねぇ！」





さっそく、正座してくれたのでお膝をお借りする。




「兄者。ありがとう。」


「さぁ、僕のお膝をお使い。」

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