なんでやねん ページ4
モヤモヤしたまま審神者歴301日
まだあの狐が本丸にいた。
「審神者さま、おはようございます。昨日の件ですが、我々が貰い受けるのはあくまで身体…器のみです。魂のみ、別の器に入れますのでご心配せず。彼らとはまだまだ共に歩んでいけます。」
…だからぁ?なんて言いたかった
でもやめといた
ちょうど打刀のたぬが、朝なのに私の部屋に来た。珍しい
こんのすけはそそくさ何処かへ行った。
たぬは、それを普通に見つめてる
でも、彼の金色の目は私を捉えるんだ
「あんた、ちょうどいいとこにいたな」
珍しく笑顔で
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『ハァ?修行だぁ?なんで俺なんだよ』
てっきり彼は、そう言うのかと思いましたが何やら違いました。
「強くなれんのか?それ」
「ええ、確実です。この旅装束、道具、そして定期連絡任務をこなせるのなら、4日かけ修行し、出発から96時間後にまたここへ戻ります」
「ふぅん。なんで俺なんだ?別に戦力になるのは他にいんだろ。なんで俺だけ回収するんだ?」
政府の犬…いや、狐は困っています。
太刀はともかく、誰もが作っていない身体を、なぜかあなたたちが得ているのですから
そう簡単に回収できないでしょう
根は同じのようですし
でもそれはいま考えずにいましょう。
「我々は質問をしています。
修行へ行きますか?」
「ん……わぁった。行く。んで?どんな内容なんだ?
どうやって行けばいい?」
「質問は一つずつにしてください。修行へいくにはあなたの主。
審神者さまに許可を得てからにしてください。」
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こんのすけは不安です。
あの審神者さまが修行を許すでしょうか
…うまくいけばいいですが
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作者名:とんこつ猫 | 作成日時:2017年12月25日 21時