[刀剣乱舞]旦那呼びしたった[短編集]

明石国行 ページ12

「あかん、暇すぎてあかん、あかんでこれは。あぁもうあかん。あかんわぁ.....」


「遠征内番、出陣が、フル稼働で動いてる今日の本丸。何もさせてないだけありがたいと思え。」



「おーきにおーきに...。でも暇やねん、あー、暇や。なんか面白いことないん？」


「無視っすか。」


ゴロゴロでないけど、眼鏡つけたまま寝てる。
痛くはないけどさ...やめよ？

眼鏡が皮膚(頬とか顔)についたら汚いもんクッソ汚いしなかなか、おちないもん。



「なぁ、面白いこと......喋んのもクッソダル」

よく喋るね。
でもお喋りクソ眼鏡な神様他にいるんで。




「なーぁー、ないの？なんか」


「夫婦ごっこでいい？」


「なんか嫌やわ保護者やのに。嫁さんもらうんです？母親はいりまへんけんど、」

「ごっこだって。」




「……わかったわかった、しゃぁないからしてあげますわ。お隣おいで」



畳で雑魚寝してるク...んんっ、眼鏡。
隣バンバン叩くんだけと

ゴリラかよ


やる気のないゴリラとチンパンジーと限りなく見た目詐欺なイケメン混ぜたらお前かよ



「……眼鏡は取って」

「んー、はいはい。」



眼鏡をスッと外せばカチャカチャ音鳴らしてたたんで、その辺におかれる。



「はよ、来てくれませんの？」


「あぁもうはいはい」



眼鏡をつけてるやつはな、眼鏡を外すとあらゆる力が30%offになる。外すのはあんまり好きじゃない






とりあえず、蹴らないように、寝ないと
なんで皆添い寝させてくれるの？楽なの？


「……失礼します」


あの綺麗な目を直視とか無理なのだが折角のチャンスなので、うっすい胸板に顔を埋めさせてもらう。


「ちょ、何すんの、もう離したらん。
自分の嫁はんホンマ可愛いなぁ」



頭を撫でながら腕を背中に回される。優しいからこそ嫌じゃないけども




「なんで顔みてくれへんの？嫁はん」

「恥ずかしいから」



「照れんでいいのに」





彼のシャツからはブドウの匂いがする。

あまくて柔らかいにおいだった

和泉守兼定→←薬研藤四郎

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