[刀剣乱舞]旦那呼びしたった[短編集]

三日月宗近 ページ2

「三日月さん」


「どうした？主。出陣でもするのか？」



いや、残念だけど雑談かな




「んーん。あのさ、平安時代の、夫婦ってどんなかんじなの？」



私の言ってることはおかしいだろう。
1000年と何百年の前の夫婦の生活を知りたかっただけなんだよ。



「夫婦、か。旦那側が戦に出てたりすることが多く女は待たされてるのだろうな。広かれ狭かれ家に。ふぅむ。家によっても色々あるだろうが、後継を産むための嫁もおっただろう。形だけの夫婦もおっただろうな。

どうした？俺と結婚したいのか？」


「夫婦ごっこしたい。三日月さんが、旦那さんなら楽しそうだなって」


「ははは。ならばしてみるか。

のぅA、近う寄れ..俺らは夫婦なんだから、遠慮することはない。」



隣に座っていた三日月宗近、彼は私の肩を掴み引き寄せ青い袖で包みこんでくれた。


「..これが夫婦」



「すまんな、俺は平安の夫婦のやり方はわからんが、きっとこんなかんじだろう。」




テレテレしながら、微笑んでくれる。
距離近い、まつ毛凄い、顔しろい、綺麗...



せっかく引き寄せてくれたので引き寄せられてない方の肩で、三日月さんにもたれてみた。



「本当に結婚する気か？」

「夫婦ごっこ、です。」






昼間っから何してるんだろう


自分から頼んだのに恥ずかしくて仕方なかった。

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