[刀剣乱舞]兄呼びしてあげることにした［短編集］

源氏兄弟 ページ7

「膝丸、髭切。よく私の部屋へ来てくれた。」



自室に、源氏兄弟を呼んだのは理由がある。


「また兄と呼ばせてください」




「またかぁ。もう、勝手に呼んだらいいよ？」


「いちいち許可を取らずとも、主は兄者を兄者と呼ぶだろう。」


そうだけどさ


膝丸を兄と呼ぶのは許可を得てからじゃないと無理だよ。


「..何故私が二振りセットで呼んだと思う？」
「全然わかんないや、なんで？」

兄者絶対考えてないでしょう。
即答だったよ。




「二人の兄と私で遊びたかったのさ！」



「…馬鹿馬鹿しい。兄者、我らの部屋に戻るぞ」


「まぁ、良いんじゃない？遊んでいこうよ。今部屋に戻っても『活撃カッコよかったよ』って声援くるでしょ？アレは他の本丸の僕らなのにねぇ」




まぁ、そうだがとうろたえてる膝丸よ


何が嫌なんだい？




良いじゃないか！別に！
遊ぶっていっても、トランプしかないし！


「じゃあ、髭兄と膝兄、トランプするよ。
負けた人は一時間英語使えよ！

勝者は二人、敗者は一人。意味がわかるか？

ワタシが負ければ私があやふや英語で会話できるけど
君らのどっちかが負けたら、片方母国言だけど、片方英語なんだよ。

兄弟で喋れなくなるよ」




「僕等、英語なら会話ができる程度に話せるよ。」

「嗚呼。燭台切に教えてもらった。舐められたものだな。
暇な時間がここでは多い。英語教室が開かれてるのを知らなかったのか？」




知らないよ。知らなかったよ。知ってたら罰の内容変えるよ。




二振りの年長者の笑みが怖くて仕方なかった。
だがしかしトランプに勝てばいい！




＿＿＿＿


こうして、最終的にババを引いたのは私の兄

膝丸兄様でした。




「...I lost but it is okay.(負けたが別にいい)」



「はは、強がってるのかい？まぁ勝負にこだわらないのはいいと思うよ。」


「本当に、本当にできるの？兄者もできるの？」


「あはは、そんなの、質問しなくったって余裕だってば。
お兄ちゃんたちが英語できるってカッコいいかい？」

「めっちゃくちゃ！カッコいいよ！すごいよ！」

鯰尾藤四郎→←加州清光

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