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夜 原沢商店
ド「鳳仙とやったって？」
楓「んっふふー！」
ド「しかも、勘違いで。…あんた、馬鹿でしょ!!」
正「青春してるよなぁ!!」
真「なんで、俺らは呼ばなかった!!」
ド「お前らはもっと馬鹿か!!学生に混じって喧嘩してどうすんだよ!!!!お前らにはほかにやることがあんでしょうが!!」
真「え？」
ド「はぁ、真面目に働いてお金を貯めて、お母さんと3人で暮らす家を建てるんでしょ!?」
正「そうだよ？」
真「そっか。1日1回は忘れるわ。」
誠「www」
ド「で？誠司は？あんたも珍しくここ、あざ作ってるけど？それ、誰かに殴られたあとだよね。」
『あ、ほんとだ？大丈夫？』
楓「おいおい、お前はダメだろ！相手誰だ？」
誠「……新太だよ。悪い、今のアイツには、何も届かなかった。」
楓「新太のやつ…どうしちまったんだ、」
『なんかあったのかな、』
ド「…借金だって、」
誠「『え、？』」
ド「新太のお母さん、随分前から入院してるって、」
正「どっか、悪いのか？」
ド「…癌だって、で、病院まで会いに行った。それで、やっぱり、入院費や治療費が高いらしくてさ、新太が一生懸命働いて治療費稼いでくれてるって、おばちゃん、新太に申し訳ない、申し訳ない、って、泣いてた。」
正「ドカ、まさかおばちゃんに、」
ド「言えるわけないでしょ!?新太がそんなことやってるなんて!!」
誠「それで、新太のやつ、なりふり構わず、」
楓「ちげーだろ、なんか、馬鹿だから上手く説明できねぇけど、そのやり方絶てぇ違ぇだろ!!」
『じゃあ新太取り戻しに行こーぜー。』
次の日
『あ、誠司だ。』
楓「よー、絶望団地の希望。」
誠「行くのか？」
楓「新太は俺らが連れ戻してくっからよ。お前はなーんも心配しねぇで、しっかり勉強してこい。」
誠「Aの怪我が心配だけどね。」
『大丈夫だって！怪我せずにかえってくるから！』
誠「うん。」
『じゃ。』
『あれま、』
楓「どうしたお前ら、珍妙な顔して、」
司「お前ら、2人で行こうとしてんのか？」
ジ「水臭いっすよ！」
越「そうっすよ！」
清「しかもアジト、俺らの団地らしいじゃねぇかよ、」
辻「そうなると！他人事じゃねぇんだわ。」
芝「だな！」
轟「今回はお誘いなしか！…鳳仙の時は泣きついてきた癖によ、」
楓「よし、行くぞ!!!!」
「「「「「「「しゃあ!!!!」」」」」」」
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作者名：芭琉 | 作成日時：2022年10月28日 12時
