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fw side
「不破くん、、、ふわっち!!!!」
その声で目が覚めた。
結局あの夢を見てしまった。
みんな俺の事、嫌いなんやろ。
どうせ、誰も俺の事
何も考えることが出来なくなった俺は、包帯で手当された手首を必死に引っ掻くことしか出来なかった。
早く楽になりたい。
嫌われたくない。怖い。
「ごめ、、、かいだっ、、、ごめんなっ、、、もちさんっ、しゃちょ、、、ごめなさっ、、、」
手首からは血が吹き出し、今朝の傷も開いてしまった。
あぁ、3人ともこの姿見て、引いて、俺の事置いてくのかな。
いやだよ。
「俺の事、1人にしないでっ」
「アニキ」 「不破くん」 「不破さん」
3人の声が同時に聞こえた瞬間、暖かい何かに包まれた。
「1人にしないっすよアニキのこと」
「僕、不破くんのことは嫌いにならない自信ありますよ」
「不破さん、いつも頑張ってますよ。大丈夫。みんな分かってます」
「ほん、、と?」
「当たり前じゃないっすか!不破さんは僕にとって最高のアニキっすよ!」
「ほら、手首こっちに見せてください。手当なら慣れてるので任せてください!」
「とりあえず涙拭いて、あぁ〜もう、鼻水伸びてるじゃないですか笑笑」
不安になってたのは俺だけだったんやな。
みんな、みんな俺の事必要としてくれてる
「俺っ、、ひとりじゃないんやなっ、、、」
「ちょ、また泣くの!?笑」
「あぁもう包帯の付け方下手くそすぎません?自分でやったんですかこれ!笑」
「不破さん、鼻水は自分で拭いてください!」
その後、病院でカウンセリングを受け少しだけ気持ちが楽になった不破くんであった。
いつかの配信では
「なぁ、みんな俺の事ほんとに好きなん、、、?」
<え、どしたの急に
<好きに決まってるよ!
<愛してるよ〜
「にゃはは、俺も大好きやで」
甘々の不破くんを見ることができたらしい。
END
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作者名:たぬきだぞ | 作成日時:2023年1月4日 0時