検索窓
今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:6,868 hit

ページ10

「みんな知ってると思うけど





今朝、彼女が消えた。この世から」





その言葉に、数人が俯く。






「彼女は、みんなが大好きだった。


いじめて来てたやつも、無視したやつも、助けてくれなかったやつも。


酷い仕打ちをされたけど、いつか「しょうがないのかもしれない」っていつか思えると思ってたんだ。




なのに、なんで助けなかったの?」





「だってそれは…“アイツら”怖いし」





ひとりのクラスメイトが呟いた。





「そんなことで、逃げちゃうの?」




「…」




「君、彼女に助けられたことあったよね。

恩返ししようと思わないの?」




「…でもっ」




「彼女は、君を、みんなを、信じてたんだよ。





それから。





どうしていじめてたの?















浦田渉、坂田悠、月崎志麻、折原千羅。」




う「…誰が話すの」



さ「…やっぱり、はじめにいったきた…」



志「センラさんからじゃ…」



セ「は?!なんでなんっ?!

もといえば、うらたんがアイツのこと好きゆーたからやろ!」



う「は?それいったらまーしぃやみんなまで、アイツのこと好きっていったじゃん!」




これは…一体どういうこと?




坂「俺ら全員、彼女のことが好きやった。

同じ日に告白した。

全員、断られた。


確か、学校説明会なんかの時やったわ笑笑


でも、俺らは彼女と幼馴染やった。」




う「俺らは勇気を出した。振られた。それで終わればよかった。


でも、「ずっといるのに男の気持ちがわからないのか」ってセンラさんが怒り始めて。


束縛するようになった。」



志「俺らはそんなつもりはなかった。


でも、高校に入り、彼女はセンラマンから逃げた。天月の元へ。」




「…!」




坂「簡単に言えば、「独占欲」が原因だったんだ。」










「それ、だけ?」

。→←。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (29 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
8人がお気に入り
設定タグ:天月 , 浦島坂田船 , 歌い手
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

かんてぃー@奈ノ花(プロフ) - けまる。さん» 思ったより好評で良かったです…クサイかななんて思ったりもしますが笑自分自身では泣けないので、どんはもんかと。こちらこそ読んでくださりありがとうございました!! (2018年10月29日 21時) (レス) id: 3f46b2c644 (このIDを非表示/違反報告)
けまる。 - 完結してて面白そうなの、ないかなー?と、ふらっと読み始めた作品だったのですが涙がボロボロと(笑)面白かったです。この作品、創ってくださってありがとうございました。 (2018年10月21日 18時) (レス) id: f61604c0e6 (このIDを非表示/違反報告)
フユノソラ(プロフ) - さめさん» え、ありがとうございます...。評価もあんま良くないかなーと悩んでいたのですが...。泣ける話って難しい。 (2018年10月8日 21時) (レス) id: c301bcb8f2 (このIDを非表示/違反報告)
さめ(プロフ) - 泣いた… (2018年10月8日 15時) (レス) id: ca27f87ac6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:フユノソラ | 作成日時:2018年9月30日 3時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。