40話 ページ40
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12月に入ってクリスマスが近づくにつれ、大学は普段よりも浮かれた空気に包まれていた。
でもまぁそんなこと自分にはあまり関係ないことだった。
そんな行事よりも、もっと大事なことがある。
SR「いや、だからってそんなに教科書にしがみつくのやめてくんない？いつもだけどさ」
目の前に座るソラは、溜め息交じりに言った。
「そんなこと言われても。もうすぐ期末試験だし、勉強はしないと」
SR「そりゃそうだけどさ。もうちょっと気を抜いてクリスマスの雰囲気楽しもうよって言ってんの」
「そういうイベントは興味ないの」
SR「こんだけ大学もクリスマス満喫してんのに」
うちの大学はクリスマスが近づくと必ずそれ相応の装飾になる。
だから今、講義室もラウンジもクリスマス一色だ。
「本当にこの大学、どこにこんな資金があるんだろ」
SR「そこはどうでもいいから。あんたはそこまで勉強しなくても成績良いんだし、遊び行こうよ。せっかくなんだから」
「えぇ…でも外寒いし」
SR「どーせ帰る時は外出るんだから変わんないでしょ。ほら、さっさと準備して」
彼女はたまに強引すぎるところがある。
まぁ、そんな彼女に自分はいつも何も言えないわけだけど。
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彼女に連れられて街へ繰り出た。
SR「やっぱクリスマスの雰囲気っていいよね〜」
軽快に歩く彼女の後ろで、冷える手を擦り合わせた。
いつの間にか暗くなっている街を照らすライトが眩しい。周りを見ると、学校帰りの高校生や仕事終わりの社会人が楽しそうに歩いている。
SR「そういえば、あんたの家は今年もプレゼント交換するんじゃないのー？」
「え？あぁ…」
クリスマスのプレゼント交換は、うちの兄弟の恒例行事だった。
そろそろ何か探さないと、またジンヒョンたちに何か言われ…
子供「おかあさーんっ」
ふと、店に入る一組の親子が目に入った。
子供「おとうさん、クリスマスのプレゼントなにがいいかなぁー」
母親「お父さんのことを考えて選んだ物なら、何でも嬉しいと思うわよ？」
子供「そうなのー？」
母親「ええ。お父さんにとってあなたがクリスマスプレゼントみたいなものだもの」
そんな会話が、聞こえてきた。
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?めぃろ?(プロフ) - 女性が年上の男性を呼ぶ時はオッパですよ、！ (2021年2月16日 14時) (
レス) id: a284f3be6e (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - TAKARAさん» そうなんですね。ありがとうございます (2021年1月30日 20時) (レス) id: 103e92ff4c (このIDを非表示/違反報告)
TAKARA(プロフ) - こちらの主人公は女の子なのですが、物語上韓国の呼び方を少々変えさせて頂いています…！！ご了承ください…！！ (2021年1月30日 20時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ねね(プロフ) - コメント失礼します！女の子が年上の男の人を呼ぶときはオッパなのですがヒョンになってますが、意識的にですか？失礼しました！ (2021年1月30日 19時) (レス) id: 103e92ff4c (このIDを非表示/違反報告)
TAKARA(プロフ) - 鷺_saki_さん» こちらの主人公は女の子でございます…！！物語の都合上、韓国の呼び方を少しだけ変えさせていただいております…！！ご了承ください…！！ (2020年9月20日 13時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2020年9月8日 12時
