〈#185〉ヌナはどこから ページ35
JN side
YG「今は、あいつが家にいることにどうこう言うつもりはない。けど、急におれたちの所にきて、急に家族になるとか、普通おかしいだろ」
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いつかは、疑問を持たれることだって分かってた。
その時、どう答えようか、考えていたはずなのに。
いざ聞かれると、なんて答えればいいのか分からなかった。
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HS「ヌナって、ヒョンとずっと前から知り合いだったの？どんな関係なの？」
JN「えーっと…」
YG「あいつの家は。あいつの家族はどうしてるんだよ」
質問攻めに頭を巡らせる。
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JN「…Aちゃんとは……僕が散歩でよく行くあの丘で会ったんだ」
赤信号で車を停める。
HS「丘って…あの景色がきれいなとこ？」
JN「うん。そこで初めて会って、思ったんだ」
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＿＿＿＿この人なら、きっと子どもたちの傍に居てくれるって。
.
YG「…初対面のやつにそんなこと思うか普通」
JN「僕も、どうかしてると思う。……けど、だから僕は彼女を家に連れてきた。もうお前たちに寂しい思いをさせたくなくて」
HS「！…ヒョン…」
青信号で、車を発進させる。
JN「僕一人じゃ、お前たちの負担を減らしてあげられないから。けど彼女が来てから、みんなもっと明るくなった。元気に笑うようになった。前みたいに、寂しくて眠れなくなることも、一人で泣くこともなくなった」
YG・HS「「…」」
黙って僕を見つめる二人の弟を見て、笑った。
JN「そんな人だから、僕は彼女に来てほしかった。彼女の家も家族のことも、無視しちゃって」
呆れて笑う自分の顔が、車窓に反射して見えた。
.
.
HS「……ヒョン…ぼく、ヌナのこと好きだよ」
JN「！」
HS「でも、それと同じくらい、ヒョンのことも大好き」
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素直にそんな事を言うその弟は、気恥ずかしそうにしながらも真っ直ぐ僕を見て、
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HS「ぼく、二人だったら、ずっと一緒にいてほしいな」
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そう、はにかんだ。
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Machiya(プロフ) - 田部田さん» うわぁぁありがとうございます。・°°・(＞_＜)・°°・。光栄です！ (2022年10月30日 21時) (
レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
田部田 - 100回目の星を押しました！すごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page1 id: 53ff48b43d (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - YYami072さん» コメントありがとうございます…！！頑張って完結させますので気長にお待ちください！！ (2022年9月24日 23時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - k.nさん» 読んでいただきありがとうございます！！最後まで楽しんでいただけると幸いです…！！ (2022年9月24日 23時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
YYami072(プロフ) - はじめまして！前から読ませて頂いていたのですがコメントする勇気がなく…初コメです。ユンギ君の言うのを躊躇った感じとかたまらないですね！だんだん繋がってくるにつれて期待と不安でもう最高に興奮してます。無理せず頑張ってください！応援してます。 (2022年9月24日 20時) (レス) @page50 id: 41ce7899c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2022年7月30日 18時
