〈#170〉余計なお世話 ページ20
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「顔…っ！ちょっと怪我してる…！」
YG「…！」
私が勢いよく顔に近づくと、ユンギ君は体を硬直させた。
「大丈夫！？痛くない…！？」
YG「こ、これくらい痛くない」
「ほんとに…？足とか手とか…、」
YG「っだからなんともねぇって！近い！」
バッと距離を取ったユンギ君。どこにも怪我がなさそうでよかった…
「あ、あの…！劇は…」
JN「今先生たちが対応してるよ。他の人も無事みたい」
「よかった…」
YG「…」
ビックリした…まさか天上からあんなものが落ちてくるなんて……
「(それに…やっぱり気づいたらここに戻ってきた…)」
色々なことが起こり続けて、正直頭の整理が追い付いていなかった。
YG「…おい」
「ん？」
そんな声に目を向けると、王子様姿のユンギ君が険しい顔をしていた。
YG「…あんた…なんであの状況で飛び込んできたんだよ」
「なんでって…」
YG「もしかしたら自分に当たるかもしれないって…思わなかったのかよ」
不機嫌そうに言うユンギ君は、俯いている。
JN「ユンギ。彼女はお前を庇って飛び込んだんだ。言うべきなのはそれじゃないだろ」
YG「…」
珍しいソクジンさんの強い言葉に、更に顔を逸らすユンギ君。私はユンギ君の目線に会うように、少しだけ屈んだ。
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「ユンギ君が、もうピアノ弾けなくなったら嫌だなと思ったから」
YG「！」
私の言葉に、目を真ん丸に見開いたユンギ君。そんな彼に、私は笑った。
「ユンギ君にとっては余計なお世話かもしれないけど…それでも私、ユンギ君のピアノも、ユンギ君が作った曲も、好きだから…」
YG「…、」
「ユンギ君の音は、ユンギ君が何言っても、音楽が心から好きなんだって分かるから……だから、諦めて欲しくなくて…」
赤くなった彼の頬を、優しくさする。
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Machiya(プロフ) - 田部田さん» うわぁぁありがとうございます。・°°・(＞_＜)・°°・。光栄です！ (2022年10月30日 21時) (
レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
田部田 - 100回目の星を押しました！すごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2022年10月30日 21時) (レス) @page1 id: 53ff48b43d (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - YYami072さん» コメントありがとうございます…！！頑張って完結させますので気長にお待ちください！！ (2022年9月24日 23時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - k.nさん» 読んでいただきありがとうございます！！最後まで楽しんでいただけると幸いです…！！ (2022年9月24日 23時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
YYami072(プロフ) - はじめまして！前から読ませて頂いていたのですがコメントする勇気がなく…初コメです。ユンギ君の言うのを躊躇った感じとかたまらないですね！だんだん繋がってくるにつれて期待と不安でもう最高に興奮してます。無理せず頑張ってください！応援してます。 (2022年9月24日 20時) (レス) @page50 id: 41ce7899c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2022年7月30日 18時
