〈#86〉ごはんとおくしゅり ページ36
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出来上がったお粥をトレイに乗せて、二階に上がっていく。
ユンギ君がドアを開けてくれると、中に入ってベッドで寝るジョングク君の隣にそっと置いた。
「んー…まだ熱いなぁ…薬飲んで寝ないとね」
ベッドの傍らに座って、眠るジョングク君を見つめる。
すると、ジョングク君は閉じた瞼をぎゅっとしてから、薄く瞼を開ける。と思いきや、
JK「ごはんっ」
「うおっ！？」
突然、元気よく飛び起きたジョングク君。先程までの不安そうな顔が嘘のように、その目はキラキラしていた。
JK「ぬなっおなかすいたっ」
「そっそう…っ？熱出ても食欲はあるんだね…！」
そのことにホッとして、お粥を冷ましながら、ゆっくり食べさせる。
「ほんとによく食べるねぇ」
YG「おれより大食いだからな」
「ユンギ君はもっと食べないと！」
JK「ぬなぁ、あーん」
「あぁはいはい！」
それからも、ジョングク君は止まらない食欲で持ってきたご飯を全て完食してしまった。
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「よく食べれたねぇ！えらいえらい」
JK「えへへ〜」
「じゃあ今度はお薬飲んでもらおうかなー」
そう言って取り出したものに、ジョングク君は分かりやすくしかめっ面をした。
JK「おくしゅり…にがい…？」
「へっ？いや、大丈夫だよ！多分！苦くないよ！えっとうん、多分大丈夫！」
JK「にがいのやーっ」
ジョングク君は逃げるようにユンギ君の腕にしがみついた。
YG「ウソ下手すぎね」
「だってこんな子に嘘なんてつけないから…っ！」
だが、完全にお薬を拒否してしまったジョングク君。これはまた飲ませるのにひと苦労しそうだ。
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Machiya(プロフ) - めろんさん» ありがとうございます…！！引き続きお楽しみください｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2022年6月13日 10時) (
レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - とっても素敵なお話で心温まりました♡応援してます！ (2022年6月13日 1時) (レス) @page1 id: 7d9eea605c (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - 裕美さん» 読んで頂きありがとうございます…！！頑張ります！ (2022年6月12日 0時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
裕美(プロフ) - お話大好きです！更新楽しみに待ってます！！ (2022年6月11日 22時) (レス) @page50 id: e01a387c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2022年5月27日 22時
