〈#53〉長男の警戒、次男の笑顔 ページ3
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「あ…っユンギ君っ」
YG「…」
名前を呼んでも、彼も一向に顔を向けてくれない。それどころか、私を無視して登校の準備をしている。
「えっと…！ユンギ君、今日委員会で遅くなるんだよねっ？だったら今日は私がご飯作って、」
YG「余計なことすんな」
「は、はい」
彼は終始無表情で、リビングを出て行ってしまった。
JN「ったくあいつは…」
「やっぱり嫌われてますよね…」
ここに来てから約1か月は経つというのに、ユンギ君は一向に私を無視する。そりゃあ、5年生にもなれば知らない人間に対して警戒心が出るのも可笑しくないけど…
「(なんとか警戒を解くことはできないものか…)」
今の悩みと言えば、それが一番だ。
HS「ヒョン早く行こーっ！」
と、そんな元気な声が玄関から聞こえる。
ソクジンさんの後について、リビングから顔を覗かせると、朝からはつらつとしたホソク君がいた。
HS「ヒョン早くー！クラブおくれちゃうよ！」
JN「あーはいはい。今行くよーん」
困ったように笑いながら、スーツを羽織って靴を履くソクジンさん。
「今日も朝練？」
HS「うん！大会近いから、いっぱい練習しないといけなくて！」
「大会があるんだ！じゃあ絶対見に行かないとね！」
HS「ほんとっ？ヌナ来てくれるのっ？」
「もちろん！ホソク君の応援したいし！」
そう言うと、彼は嬉しそうに満面に笑ってくれる。ホソク君は、笑顔がよく似合う。
HS「じゃあ行ってくるね！ヌナ！」
JN「後はよろしくね」
「はい！行ってらっしゃい！」
そうして、ソクジンさんとお兄ちゃんズをお見送りした。
「さて。そろそろ準備しないと！」
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Machiya(プロフ) - めろんさん» ありがとうございます…！！引き続きお楽しみください｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2022年6月13日 10時) (
レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
めろん(プロフ) - とっても素敵なお話で心温まりました♡応援してます！ (2022年6月13日 1時) (レス) @page1 id: 7d9eea605c (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - 裕美さん» 読んで頂きありがとうございます…！！頑張ります！ (2022年6月12日 0時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
裕美(プロフ) - お話大好きです！更新楽しみに待ってます！！ (2022年6月11日 22時) (レス) @page50 id: e01a387c2c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2022年5月27日 22時
