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テヒョンの動揺に、二人は急いで保健室から出ていった。
私も後を追いかけようと、ベッドから立ち上がろうとする。
けど、手を滑らせて体勢を崩してしまった。
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JK「っA」
体を支えてくれた彼を見上げる。心配そうな瞳が、私を見ていた。
「ジョングク…」
JK「大丈夫？」
「…うん、ありがとう」
彼の手を取って、立ち上がる。
JK「まだ具合悪いなら…無理しない方がいいよ」
「…大丈夫。今はホソクさんの所に行かないと」
さっきから、妙に頭がズキズキする。嫌な感じがした。
JK「…分かった。手、出して」
言われた通り手を出すと、彼は私の手を握って保健室から出た。
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ジンさん達が向かっただろう方に足を進めていく。
テヒョンがあれだけ慌てていたのに、廊下はやけに静かだった。
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JK「…なんでこんなに静かなんだろ」
「…分からない」
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頭の痛みは未だある。胸もざわついて、息苦しい。
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JK「A？大丈夫…？」
「……怖い」
JK「！何が…？」
「分からない…でも、このまま歩いていくのが怖い」
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自分でもよく分からない恐怖に襲われていた。
このまま、彼の所まで辿り着いてしまったら、二度と戻れなくなりそうで。
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JK「…俺の後ろにいて」
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ジョングクは、私を前を歩いていく。握った手は、そのまま。
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私たちは、すぐそこの曲がり角を曲がった。
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JK「ヒョン…！何があったん、」
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言葉を詰まらせた彼。
私は彼の背中越しに、その光景を見た。
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JN「……ジョングガ…A……」
JK「………ヒョン…？ホソギヒョン…どうしたの…？」
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震える彼の声。強まる手の力。
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みんなが囲む、その真ん中に。
頭から血を流して倒れている、彼の姿があった。
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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡完結まで気長にお待ちください！！ (2021年10月3日 22時) (
レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは！3章もハラハラドキドキしています(ﾟДﾟ;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます！ (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年9月19日 22時
