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JM side
頑なに、この学校から出たくないと言い張るテヒョン。その様子に、僕もホソギヒョンも怪訝に眉根を寄せた。
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JN「テヒョン…お前の言いたい事も分かるけど、それでも場所は変えないと。一か所にずっといることは僕らにはできないよ」
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宥めるような言い方。
テヒョンは、まるで何かに怯えたトラみたいだった。
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TH「…でも、」
NJ「テヒョン。少し落ち着け」
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そいつの肩に手を置いたナムジュニヒョン。
ジンヒョンに目配せすると、二人は教室から出ていった。
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HS「…テヒョンア…何か不安なことでもあるのかな」
心配そうに言ったヒョン。黒板前の机に腰掛けるジンヒョンは、小さく息を吐いた。
JN「ここにいれば、見つからないかもしれない…その可能性があるなら、わざわざ逃げて危ない目に遭う必要もない……あいつの言いたい事も分かるんだ。だけど、」
YG「警察に追われるような奴らは、一か所に根付くことはできない」
寝転がりながら、低い声でそう言ったユンギヒョン。
僕には、何も言えなかった。
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HS「じゃあ、とりあえず雨が止んだら買い出しでも行こっか」
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その声に、その場の雰囲気が一気に和らいだ。
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HS「ここもよかったけど、もっといい場所が見つかるかもしれないし。警察に捕まりたくもないしね。テヒョンも分かってくれるよ」
JN「…だといいけど」
HS「大丈夫だって！僕らはもう�犒残鎰瓩覆鵑世掘�みんなでいれば海でもどこでも行けるよ」
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雨の中に咲く花みたいに、綺麗に笑ったヒョン。
ああ、僕もこのヒョンみたいに、辛いことがあっても笑っていられるようになりたかった。
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JK「…俺、Aのところに行ってきます」
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そう言って、そいつも教室から出ていった。
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僕は窓の外を見る。
まだ降り注ぐ雨に、僕は湧き上がる不安を押し込んだ。
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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡完結まで気長にお待ちください！！ (2021年10月3日 22時) (
レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは！3章もハラハラドキドキしています(ﾟДﾟ;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます！ (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年9月19日 22時
