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教室の窓から、雨が降りしきる外を見つめる。
窓に当たる雨水は、絶え間なく流れていく。
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TH「ヤダなー雨。外で遊べないじゃん」
JN「ジメジメしてるしねー」
NJ「この廃校が雨漏りしないくらい頑丈だといいんだけど」
教室に集まった兄弟たち。この雨模様に、自然と気分も落ちていた。
HS「保存してる食べ物、悪くならないといいけど…」
JK「なんか雷鳴りそうじゃないですか?」
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その時、曇り空に稲光が走った。
それから少し遅れて、凄まじい雷鳴が響いた。
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「…」
JK「わー…」
YG「落ちたな」
その声と共に、廊下の蛍光灯が消えた。
JN「わっ停電?」
NJ「どこかのブレーカーが落ちたみたいだな」
HS「うわぁー…こんな日に真っ暗になるのはマズいよー…」
YG「ブレーカー上げに行くしかないだろ」
「「「「「「「…」」」」」」」
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その言葉に、しんと静まり返る私たち。
夕方も過ぎ、外は雷雨。吹き付ける風で建物に低い音が響いている。しかも学校内は暗い。
誰がこんな中、学校を歩き回ってブレーカーを見つけに行きたがるだろう。
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NJ「…何人かで、手分けして探そうか」
彼の提案に、全員渋々頷いた。
JN「僕らは東側を探してみるよ…ユンギヤ」
YG「え、ちょ」
NJ「じゃあ俺とテヒョンアは西側で。あとの三人は地下を頼む」
HS「え…っ」
顔色を悪くしたホソクさん。あまり気にしていないナムジュンさん達は、教室から出ていった。
JK「俺たちも行きましょう」
HS「う、うん…」
「大丈夫ですか?顔色悪い気が…」
HS「だ、大丈夫…」
全然大丈夫そうじゃない声の震え方。
ジョングクと顔を見合わせながら、教室を出ようとする。
「……あれ?」
JK「ん?どうしたの?」
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「…ジミンは?」
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Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…!!。゚(゚´ω`゚)゚。完結まで気長にお待ちください!! (2021年10月3日 22時) (レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは!3章もハラハラドキドキしています(゚Д゚;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます! (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Machiya | 作成日時:2021年9月19日 22時