・ ページ10
JM side
.
プールで盛大に転んだそいつの膝は、赤くなってた。
ヒョンに手当てされてからも、そいつはへらへら笑ってばっかり。
.
JM「ねぇ、ケガしたのに笑ってばっかりじゃん」
TH「えー？ダメ？」
JM「反省してないってヒョン達に怒られるよ」
.
ほんとだよねー、なんて、胡坐をかいてまた笑うそいつ。
初めて会った時から謎だった。
.
.
JM「お前、宇宙人みたい」
TH「え？それ誉め言葉？」
JM「…分かんない」
.
その言葉がしっくりきた。
僕の真っ白な世界に、理解不能な生命体が入り込んできたみたいだったから。
.
.
TH「宇宙人かぁー。それもいいね」
JM「え？」
TH「だって宇宙人なら、ジミナの心に残るから」
.
そう言ったそいつは、そのままバタッと後ろへ倒れた。
.
TH「お前が初めてだよ。こんな俺と毎日遊んでくれるの」
JM「それはお前がムリヤリ…」
TH「でも断ったりしないじゃん」
.
僕を見ないそいつ。
.
TH「こうやって、俺がバカしてケガしても、傍に居てくれるじゃん」
.
その顔は、曇り空から僕へと動いた。
.
.
TH「ねぇ。俺たち、いい友達になれると思うんだよね」
.
.
そんな存在、忘れていた。
.
.
JM「…友達…」
TH「そ。俺たち相性いいし、絶対親友になれるよ」
.
.
なんの証拠があるの？
そんなこと、そいつに聞くのも野暮だ。
だってこいつは、宇宙人だから。
.
.
.
TH「海についたら、次はどこ行く？」
JM「……どこでもいいかな。�猴�達�瓩�いれば」
TH「！」
.
.
見開かれた三白眼。お前が言ったくせに。
.
.
TH「いひひー。じゃあ俺が行きたいとこ行こーっと」
JM「危ないトコはやめてね」
TH「カジノ行ってみたい」
JM「だからやめてって」
.
.
少しだけ、未来が楽しみになった気がする。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 259人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Machiya(プロフ) - ルイスさん» 読んでいただきありがとうございます…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡完結まで気長にお待ちください！！ (2021年10月3日 22時) (
レス) @page50 id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ルイス - こんにちは！3章もハラハラドキドキしています(ﾟДﾟ;)8人の行く末がどうなるのか、楽しみにして読んでいます。更新頑張ってください。応援してます！ (2021年9月26日 17時) (レス) @page34 id: c62179e20e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Machiya
| 作成日時：2021年9月19日 22時
