40話 ページ40
.
ドアを開けたその弟は、呆れたようにこちらを見ていた。
JM「早く行くから支度しろって言ったの誰だよー」
TH「あーごめんごめんー」
JM「ったく」
TH「Aのオシャレしてたら時間かかっちゃって」
ドアに寄りかかるジミンは、いつもの私服とは雰囲気の違うものを着ていた。
「ジミン、趣味変わった？」
JM「あーいやこれは…テヒョンアが…」
ジト目で双子の弟を見る彼に、予想がついた。
TH「A一人でも画になるかなって思ったんだけど、やっぱり俺が好きな二人にしようと思って」
淡々と着飾っていく彼。
ジミンと目が合うと、彼は困ったように笑って肩をすくめた。
TH「…よしできた！うん、カンペキだね」
自分の両肩に手を置いて、一緒に鏡を覗き込むテヒョン。
いつもはしないヘアセット。
イヤリングにネックレスもつけられて、普段の自分では想像がつかない格好になっていた。
JM「わぁーA可愛い〜っ、いやカッコいい？」
TH「Aの好きそうな服にして、ちょっと女の子っぽいヤツにしてみた」
「首がじゃらじゃらする…」
JM「ははっ普段からつけたらいいのにぃ」
笑うジミンの手首や指には、シルバーが幾つも光っていた。
重くないのか…
TH「よし。準備おっけい」
JM「じゃあ行こっか」
TH「うん。A」
「はいはい」
自分は双子に連れられて、家を出て街の方へ出た。
.
.
.
*
HS「ただいま〜。ナムジュナー、Aいるー？」
NJ「ああ、丁度さっき双子と出かけたよ」
HS「えぇーっせっかくケーキ買ってきたから食べようと思ったのにー」
NJ「…、なぁホバ」
HS「んー？」
NJ「進路のこと、Aに言わないのか？」
HS「……まだ」
NJ「…そうか」
HS「………まだ、Aには言えない」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 301人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
omu(プロフ) - この章も終了ですか… magic shopの店主さんが何人か予想しているのですがまだ分からないです、、笑 次章では夢主ちゃんの恋模様が見れるといいな…と思ってます！ (2021年8月23日 15時) (
レス) id: f2228c905e (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - omuさん» 読んでいただきありがとうございます！(;´Д｀)頑張って更新していこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします…！ (2021年8月23日 15時) (レス) id: eb0ca8c370 (このIDを非表示/違反報告)
omu(プロフ) - はじめまして！［FAKE LOVE］から全作品読み、［Magic shop］まで来ました！前作の伏線やセリフが所々に散りばめられていて何度も感動しました。作品の更新気長に待ってます。いつも感動をありがとうございます（ ; ; ） (2021年8月23日 10時) (レス) id: f2228c905e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Machiya
| 作成日時：2021年7月15日 22時
