37話 ページ37
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隣の弟は、自分に勉強させまいと話を続ける。
TH「ユンギヒョンの曲には協力してくれたじゃん？じゃあ俺にだって協力してくれるよね？」
「…」
TH「可愛い弟がこんなに健気に頼んでるのに、Aは聞いてくれないの？」
そういう事を自分で言わなきゃもっと良かったのに。
TH「ねーお願いです神様天使様A様〜」
「…ヒョンの時は急で、」
TH「ジョングガはよくて俺はダメなのっ？そんなヒドイこと言わないよねっ？」
駄目だ。
これは了承するまで傍を離れないモードに入ってる。
「……はぁぁ…分かったよ…」
TH「わっマジっ？ホントにっ？」
「ほんとほんと…」
TH「わぁーっ！ありがとA〜！ぎゅーしていいっ？」
「嫌です」
これじゃユンギヒョンの時と変わらないな…
TH「んじゃ早速今週末撮らせてね。服と場所は俺に任せて。Aに似合うの選んでおくから！」
それだけ言って、彼は颯爽と去っていった。
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「…はぁ…」
自分はやっと参考書に目を通す。
今日は勉強を長めにやってから帰ろう。
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どれくらい経ったか、外は既に暗くなっていた。
銀の腕時計を見ると、20時になろうとしていた。
そろそろ帰ろうと支度をしていると、後ろから会話が聞こえてくる。
女子「あ、聞いた聞いた」
女子「それマジだったら結構ヤバくない？」
サークル終わりの女子学生だろう。
気にせずラウンジを出ようとすると、耳に届いた言葉に足が止まった。
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女子「ホビ、芸能事務所にスカウトされてるって」
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自分の前を通り過ぎていく女子学生たち。
女子「ヤバいよね〜大手でしょ？」
女子「まーでもホソクなら可笑しくないけどね〜」
女子「ぶっちゃけ先生よりそっちの方が合ってる」
その声が聞こえなくなると、自分はなんとなく、ラウンジのガラスに映る自分を見た。
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「…」
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重くなった足を、無理やり動かした。
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omu(プロフ) - この章も終了ですか… magic shopの店主さんが何人か予想しているのですがまだ分からないです、、笑 次章では夢主ちゃんの恋模様が見れるといいな…と思ってます！ (2021年8月23日 15時) (
レス) id: f2228c905e (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - omuさん» 読んでいただきありがとうございます！(;´Д｀)頑張って更新していこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします…！ (2021年8月23日 15時) (レス) id: eb0ca8c370 (このIDを非表示/違反報告)
omu(プロフ) - はじめまして！［FAKE LOVE］から全作品読み、［Magic shop］まで来ました！前作の伏線やセリフが所々に散りばめられていて何度も感動しました。作品の更新気長に待ってます。いつも感動をありがとうございます（ ; ; ） (2021年8月23日 10時) (レス) id: f2228c905e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年7月15日 22時
