28話 ページ28
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実習が終わった自分は、日々の講義と共に試験の勉強をするために大学のラウンジにいた。
「(…ヒョンとジョングクの曲をコンクールに出して、数日。そろそろ結果が出る頃だけど)」
ペンを走らせながら、あの曲を思い出す。
ヒョンの前で鼻歌を歌ってしまったがために、自分の声をコーラスとして曲に入れることになってしまった。
本当にそれでいいのかと二人に問い詰めたが、
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YG『作曲家としてはお前の声が欲しいんだ。嘘じゃない』
JK『僕も…Aの声、すごく好きだし…いいと思います』
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そう言ってくれた。
「(…ま、誰が聴いたって自分の声だとは分からないだろうし。悩むことでもないか)」
実際、自分は人前で歌うことなどもうないんだから。
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JK『歌を歌ってる時は……自分を変えられるから』
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…自分を変えられる、か。
ジョングクはそう言ってたけど、自分にはやはりよく分からなかった。
ジョングクと合わせて歌ってみても、自分自身が変わっているとは思わなかった。
「(やっぱり、自分は心底人前で何かを表現するのは向いてない)」
そう区切りをつけて、再び参考書に目を通す。
すると、
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？「だぁーれだ？」
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突然、視界を奪われる。
背後から聞こえた声で、犯人が誰かはすぐに分かるんだが。
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「…何してんのホソク」
HS「あれ、バレた？」
「バレるに決まってるでしょ」
HS「A、声だけで僕だって分かっちゃうのー？嬉しいー」
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ふざけながら言う彼に、肩を落とす。
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「分かるよ…何年一緒にいると思ってるの」
HS「えへへ〜だよねぇー。…だから僕も、Aなら声だけで分かっちゃうよ」
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omu(プロフ) - この章も終了ですか… magic shopの店主さんが何人か予想しているのですがまだ分からないです、、笑 次章では夢主ちゃんの恋模様が見れるといいな…と思ってます！ (2021年8月23日 15時) (
レス) id: f2228c905e (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - omuさん» 読んでいただきありがとうございます！(;´Д｀)頑張って更新していこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします…！ (2021年8月23日 15時) (レス) id: eb0ca8c370 (このIDを非表示/違反報告)
omu(プロフ) - はじめまして！［FAKE LOVE］から全作品読み、［Magic shop］まで来ました！前作の伏線やセリフが所々に散りばめられていて何度も感動しました。作品の更新気長に待ってます。いつも感動をありがとうございます（ ; ; ） (2021年8月23日 10時) (レス) id: f2228c905e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年7月15日 22時
