18話 ページ18
JK side
小さい頃は、よくいじめられていた。
泣き虫だって、笑われたりもした。
その度に、Aが助けに来てくれた。
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『年下にそんなことして、恥ずかしくないの？』
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あの頃の僕にとって、Aはヒーローみたいな存在だった。
何でもできて、正義感があって、勇気があって……
だから僕も、Aみたいになりたかった。
テコンドーも習って、力もつけて、誰よりも強くなれるように努力した。
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男子1『お前のねぇちゃん、男か女か分かんねぇし、きもちわりぃじゃん！』
男子2『あんなやつに守ってもらってよかったな！』
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僕の大切なAを悪く言う奴らを、見返すために。
今度は僕が、Aのヒーローになれるように。
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JK「…僕、もう子どもじゃないですよ」
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いつの間にか、僕よりも背の低いその人。
力も、もう僕の方が強い。
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JK「…Aのこと…守れるくらいには、強くなりました」
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このまま抱きしめれば、腕の中に納まってしまう細い体。
薄くて小さな手のひら。
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JK「…だから……」
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僕のこと、もっと……
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女子「きゃーっ！センセーかっこいいーっ！」
突然、そんな声が窓の外から聴こえた。
僕たちは窓から外を見下ろすと、そこには生徒に囲まれて踊るヒョンの姿があった。
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JK「…ホソギヒョン、楽しそうに踊ってますね」
「…ああ」
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横を見ると、ただヒョンを見つめるAの横顔があった。
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JK「…、…A……」
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その目は、いつもとどこか違った。
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JK「…っA…！僕…っ、」
「学校では�狎萓賢瓩任靴隋�
その人は、それだけ言って歩いて行ってしまった。
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JK「…っ……はぁ……」
苦しい息を吐きながら、壁に寄りかかる。
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JK「……っ僕のこと……もっと…男として見てよ……」
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なんで……こんなこと言ってるんだろ……
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omu(プロフ) - この章も終了ですか… magic shopの店主さんが何人か予想しているのですがまだ分からないです、、笑 次章では夢主ちゃんの恋模様が見れるといいな…と思ってます！ (2021年8月23日 15時) (
レス) id: f2228c905e (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - omuさん» 読んでいただきありがとうございます！(;´Д｀)頑張って更新していこうと思いますのでこれからもよろしくお願いします…！ (2021年8月23日 15時) (レス) id: eb0ca8c370 (このIDを非表示/違反報告)
omu(プロフ) - はじめまして！［FAKE LOVE］から全作品読み、［Magic shop］まで来ました！前作の伏線やセリフが所々に散りばめられていて何度も感動しました。作品の更新気長に待ってます。いつも感動をありがとうございます（ ; ; ） (2021年8月23日 10時) (レス) id: f2228c905e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年7月15日 22時
