207話 ページ7
JK side
廃墟に響いた、銃声。
自分の頬が熱くなっているのを感じた。
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TH「ジョングクっ‼」
AR「…っ！」
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僕を見るその目は鋭い。
煙の立つ銃口も、僕に向けられたまま。
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JK「っ……ヒョン…」
YG「…」
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彼が僕にしたことが信じられなくて……
だけど、頬を垂れる赤い液体は、現実で……
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YG「次は眉間だ」
JK「……っ…なんで…っ」
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僕を見てくれないその目が、僕の心を冷たくしていく……
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JN『僕は、あいつのことも助けたい。……その為には、Aが必要だ』
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ヒョンの言葉が脳裏をよぎった。
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JK「…っ…あの人は…こんなこと、絶対望んでない……」
YG「…」
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少しだけ反応した彼。
その姿に、消えかかった希望を見つけようとした。
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JK「あの人は…っヒョンにこんな事…してほしくないはずです……」
YG「…関係ないな」
JK「そんな事ない…っ…二人はお互いを想い合ってた…っ」
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訴える僕に、表情を変えないその人。
それでも僕は伝えた。
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JK「あの人……幸せそうだったよ……」
YG「…」
JK「…ヒョンといる時……本当に幸せそうだった……」
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頬を伝う、冷たい何か。
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JK「…っもう僕の声が…ヒョンに届かなくても……あの人の想いだけは…っ…」
YG「…！」
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戻りたい。
幸せだったあの時間に。
だけど、もうやり直せないことは分かってる。
だからこそ……
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JK「…戻ってきて…っ…あの人の傍にいてあげてよ…っ！」
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曇った夜に響いた、自分の声。
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YG「………俺たちに、�牋Ν瓩覆鵑動貔己�からない＿＿＿＿＿」
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その言葉を最後に、ヒョンはまた引き金を引いた。
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ごまだんご(プロフ) - 一気に作品を読んで泣いてしまいました。できればみんなが幸せになったお話も読んでみたいです。本当に大好きな作品で何回も読みなおすと思います。楽しい時間をありがとうございました。 (2022年12月28日 8時) (
レス) @page50 id: 5bbfc1626a (このIDを非表示/違反報告)
みさちむ(プロフ) - いつも楽しみに読ませて頂いてます。その後のお話など読みたいです！ (2022年11月22日 2時) (レス) id: 8d36829a6a (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - ただのねこ。さん» わぁぁぁ嬉しいコメントです…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2022年7月27日 21時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ただのねこ。(プロフ) - もう、、も、あーーーー…泣く… (2022年7月27日 19時) (レス) @page50 id: 9db02e4d47 (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - ruja_3さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！！そんなことを言っていただけるなんて本当に嬉しいです…！！ (2022年1月13日 10時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年3月20日 21時
