236話 ページ36
JK side
ジリリリリリッッ！
突然、館内に響き渡った警報。
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JK「っなんだ…！？」
JM「火災報知器…っ？なんで…っ」
TH「二人とも…あれ…」
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その声に、窓の外を見る。
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JK「っ煙…っどこかで火が…!?」
JM「まずい…ここはすぐに火の手が回る…！」
TH「っ抜け道を行こう…っ！」
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ヒョンはジミニヒョンの肩を支えて、立たせた。
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JM「待って…！Aは…っ？最上階にいるんだよ…っ！？」
TH「…っ…行こう」
JM「っダメだ…っ！一緒に逃げるって約束したんだよ…っ！このまま逃げたらっあの子はオーナーに殺される…っそんなの絶対っ、」
TH「っそれでもっ！！」
.
大声を上げたヒョン。
.
TH「っ…お前が死んだら…意味ないだろ…」
JM「…っ！」
TH「今は逃げて……生きなきゃ」
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その言葉を最後に、ヒョンはそのまま部屋の外に出た。
廊下に出ると、もうすぐそこに火の手が回っていた。
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TH「ジョングガっ！歩けそうな場所を探して！」
JK「は、はい…！」
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僕は比較的安全な踏み場を探して、二人を火から遠ざける。
非常階段まで来ると、僕は後ろを振り返った。
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JK「…」
TH「ジョングガ…っ！何してんだよ！早く来いっ！」
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迫ってくる炎。
目が痛くなる熱風。
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YG『ジョングガ。ありがとな』
『ジョングクの歌、楽しみ』
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TH「ジョングガ…っ！」
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JK「……っ…僕は…っ」
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僕はもう……誰も失いたくない＿＿＿＿＿
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JK「…ヒョン…！抜け道で店の外まで逃げてください…っ！」
TH「は…っ!?お前は…っ、」
JK「僕は…っ………大切な人たちのために、行きます」
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そう言い残して、僕は燃え上がる火の中に飛び込んだ。
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ごまだんご(プロフ) - 一気に作品を読んで泣いてしまいました。できればみんなが幸せになったお話も読んでみたいです。本当に大好きな作品で何回も読みなおすと思います。楽しい時間をありがとうございました。 (2022年12月28日 8時) (
レス) @page50 id: 5bbfc1626a (このIDを非表示/違反報告)
みさちむ(プロフ) - いつも楽しみに読ませて頂いてます。その後のお話など読みたいです！ (2022年11月22日 2時) (レス) id: 8d36829a6a (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - ただのねこ。さん» わぁぁぁ嬉しいコメントです…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2022年7月27日 21時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ただのねこ。(プロフ) - もう、、も、あーーーー…泣く… (2022年7月27日 19時) (レス) @page50 id: 9db02e4d47 (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - ruja_3さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！！そんなことを言っていただけるなんて本当に嬉しいです…！！ (2022年1月13日 10時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年3月20日 21時
