233話 ページ33
JN side
AM4：10。
僕は店のカウンターで、ホソガが帰ってくるのを待っていた。
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JN「…遅いな」
NJ「…やっぱり俺、探しに、」
そうナムジュナが立ち上がった時、
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ガチャ…ッ！
JN「！」
NJ「！ホソガ…っ！」
突然開いたドアの前には、そいつが立っていた。
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HS「……ジンヒョン……」
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そう呟いたホソガに急いで近づく。
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JN「ホソガ…どうしたんだ、顔色が悪いぞ…」
HS「…どうしよう…ヒョン、どうしよう…っ」
NJ「ホバ…！落ち着け！」
気が動転したように僕の腕を掴んできたそいつは、よく見れば顔色が悪かった。
JN「どうしたんだ…落ち着いて言ってみて」
HS「あ…あの…」
困惑したような、恐怖を感じたようなそいつをどうにかなだめながら、何があったのかを促す。
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HS「…あの店には…っ『Filter』って計画があって…その計画に…あの子たちが巻き込まれるって…」
NJ「…『Filter』…？」
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聞いたことがなかった。
だけど、こいつの表情からして、何か危険な計画だという事は分かった。
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HS「『Filter』は…っ人の遺伝子を使って人工的に人間を創り出す計画だって…っ」
JN「…！？」
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人工的に、人間を創り出す…？
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NJ「…クローン人間ってことか…？」
HS「…あの子と…ジミンの遺伝子で……望み通りの綺麗な人間を創ることが目的だって……でもっ…そのせいであの二人は…っ」
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震える体を摩りながら、その言葉の続きを促した。
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.
HS「…っ…遺伝子を使われて…クローンができた後……あの二人は＿＿＿＿」
.
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確かに耳の届いたその言葉に、一瞬で血の気が引いた。
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NJ「…っ……ホバ…その情報、店の人間から聞いたのか…？」
HS「…っ……ううん…」
.
力なく首を振ったそいつは、ふと店のドアの方を見た。
.
.
JN「…っ！……お前…」
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そこに立っていたそいつは、鋭い猫目で僕を見ていた。
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ごまだんご(プロフ) - 一気に作品を読んで泣いてしまいました。できればみんなが幸せになったお話も読んでみたいです。本当に大好きな作品で何回も読みなおすと思います。楽しい時間をありがとうございました。 (2022年12月28日 8時) (
レス) @page50 id: 5bbfc1626a (このIDを非表示/違反報告)
みさちむ(プロフ) - いつも楽しみに読ませて頂いてます。その後のお話など読みたいです！ (2022年11月22日 2時) (レス) id: 8d36829a6a (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - ただのねこ。さん» わぁぁぁ嬉しいコメントです…！！｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡ (2022年7月27日 21時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
ただのねこ。(プロフ) - もう、、も、あーーーー…泣く… (2022年7月27日 19時) (レス) @page50 id: 9db02e4d47 (このIDを非表示/違反報告)
Machiya(プロフ) - ruja_3さん» 最後まで読んでいただきありがとうございます！！そんなことを言っていただけるなんて本当に嬉しいです…！！ (2022年1月13日 10時) (レス) id: ef956d5f5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Machiya
| 作成日時：2021年3月20日 21時
