original of LIVE〜ステージに上がるためには?〜 ページ19
「はい…!!ここにも来るし、CDも買います!!」
「ハハ!ありがとう。でも、まずはあなたたちも人気にならないとね!」
ライは、そう言いながらヨシたちに向きなおした。
「どうだな。よし、スカブルの練習は辞めて、後輩ちゃんたちの特訓に移ろうか」
ヨシはニコニコしながら、ステージを下り始める。
「さっそくだけど、ステージに上がったり、CDデビューするのに、必要なものは何だと思う?」
「ファンとか?」「それもそうだけど、ファンを集めるためには?」
「提供との契約ですか?」「・・・それのためによ!」
ヨシは、アキとキラの答えツッコミを入れつつそう言った。
ふと、答えがわかったのかカイは、その答えを携帯に打ち込む。
「『オリジナルソング』」
カイが出したと同時に、ユイも同じ言葉を発した。
「そう!オリジナルソングよ。他人のカバーだけじゃ、売れるはずがないもの」
『スカブルは最初、カバーだけでライブやってたけど、それじゃ一切人集まらなかったんだよ』
「よ…余計なこと言わないで!とにかく、オリジナルソングを作りましょう!」
「作りましょうって…俺達そんな音楽センスないっすよ…」
「なくてもやるのよ!」
突然のアキの謙遜に、ヨシはそう押した。
「まずオリジナルソングを出さなきゃ、ここのステージにも出してあげられないの。だから作るわよ。ユイ、アンタ作詞はできるわよね?」
「え…作詞…やったことないですが…」
「やったことなくてもやるのよ…!」
「じゃあ俺達は、キラとアキとカイに、作曲の仕方を教えておくぜ!1時間後に合わせるってのはどうだ?」
セイは、ゆっくりと階段を降りながら、ヨシに提案した。
「そうね、お願いするわ。ライもそっちについて――いや、両方についてくれる?」
「わかった。行ききすればいいのね」
「それじゃあ、今から1時間の曲作り始め!完璧にできあがらなくてもいいから、とにかく作ること!」
ヨシが、手をパンと叩くと、その時間は始まりそれぞれが別の部屋へと移動していった。
そして、ヨシとユイだけが、ステージ部屋に残るとヨシは、近くの机に一枚の紙とシャーペンを置いた。
「とりあえず、これに思いつく歌詞を書いてもらうわ」
「思いつく歌詞って……そんな簡単に…」
「大丈夫よ。センスのある人なら、5分もあればできるから。思いつく歌詞はね。ちゃんとした曲はそんな短い時間じゃできないけど」
「私、センスある人じゃないですけど!?」
original of LIVE〜オリジナル歌詞〜→← thank as LIVE〜みんなが一つになっているから!〜
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Hi-chan | 作成日時:2017年6月27日 16時