チャラいお兄さん (ページ7)

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You side

「あ、だったらまたナンパしたらいいんじゃん！」

「は？」

何言ってるんだこのチャラ男は
またナンパするって何？そんな会うこともないんだから
またナンパするとはならないでしょ。

「だってお姉さんご飯来てくれるじゃん！」

「あー、うん確かにご飯は来ちゃうね」

勝手にホイホイされた結果がこれか
誘えば来る尻軽女とか思われてるやつじゃない？
いや全然違うし、まともな社会人なんですけど。

「次のナンパ言葉考えるから次楽しみにしてて！！」

「あ、てか居酒屋以外のところも行きたいよね」

「お酒って結構飲める感じ？よく行くバーとかあんだけど」

は、話がどんどん進んでいく･･･。酔っ払ったパリピは怖すぎる、なんかよくわからんオシャレな名前の店をブツブツ呟き始めた。

「いやちょっと待ってよ！私まだいいとも言ってないし、ナンパするにもそんな会えるわけないでしょ」

「ここら辺人が多い区域だからそう簡単にも見つからないし」

「もうこれで終了、ご飯食べてバイバイでしょ」

「は？俺見つけられるし、お姉さんセンサービンビンだし。」

お酒に酔ってるのか素で言ってるのか知らないけどちゃんと会話ができない気がしてきた･･･。

「じゃあ勝手にナンパでもなんでも好きにしなさいよ」

私が半分諦めながらため息混じりにそう言うと

「現実取ったから！！」

と叫んだ田中ジュリ

私は知らない、田中ジュリがこの時酔っていなかったことも。
本当に私を見つけてくることも。