第102話 ページ6
『僕が一人なのは、僕のせいじゃない。僕は何も悪くない。僕と奴らは住む世界が違う。僕は選ばれた人間なんだ』
僕は、確かにそう考えていた。孤独を受け入れられず、孤独であることを人のせいにした。
人から拒絶されるのを恐れ、自分から拒絶した。傷つくのを恐れ、孤独が好きな芝居をした。心に壁ができていく。
そのくせ宙ぶらりんになった自己顕示欲だけが日増しに大きくなっていく。他者に認められたい。認められてもまだ満足できない。
僕はもっとできる。僕はお前らと違う。思い知らせてやる、僕という存在を。
しかし、いつのまにか忘れていた。
僕が本当に欲しかったもの‥‥‥
地位や名誉、武功でも才能でも、自分を認めてくれる理解者でもない。
僕の欲しかったものはもう、とっくの昔にそこにあった。
僕はただ、誰かに隣にいて欲しかった。ただ、誰かに見て欲しかった。
ただ、一人が嫌だった。
ただ、絆が欲しかった。
正面から受け止めてくれる仲間、正面から僕を見、ぶつかってくる仲間‥‥。
僕の欲しかった絆は、もうずっと前から繋がっていた。
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薫(プロフ) - 沖田桜華さん» ありがとうございます!そうですよね!これからも頑張って更新致しますので、どうかよろしくお願いいたします! (2018年10月20日 18時) (レス) id: 2de80711c6 (このIDを非表示/違反報告)
沖田桜華 - とても面白いです!動乱篇は実写でも取り入れられましたし、ほんとに泣けます…続き楽しみです。 (2018年10月20日 14時) (レス) id: 98b8c85960 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 x他1人 | 作成日時:2018年9月11日 13時