第36話 ページ38
買い物帰りの途中、私達は土方さんが攘夷志士に襲われている所に鉢合わせした。兄上が、彼らをこうもあっさりとやっつけてしまう。
−−分かってる、わかってるよ。兄上には私しかいないってこと。
だけど。兄上は中々本音を話してくれないから、こんな私のことを本当に愛してくれているのか、時々解らなくなってしまう。
それに、最近の兄上は何かを隠しているようにも見える。どこか思い詰めたような表情を見せる事が、たまにあるのだ。
伊東「A? どうかしたのかい?」
兄上に声を掛けられてはっとする。私は、自分の今の想いを全部彼に打ち明けた。
伊東「心配には及ばないさ。僕が君から離れるものか。第一、僕の初恋の相手は誰だと思っているんだい? A。」
ちくりと胸が痛んだ。優しそうな、それでいて不機嫌そうな顔をする兄上。
知ってるよ。私があなたの初恋の人だという事なんて。
でも、でも。私は怖い。
あなたが、兄上がどこか遠くへ行ってしまいそうで。
伊東「A。屯所に戻ったら、少し話をしようか。僕らの関係について、ね。」
「うん。」
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薫(プロフ) - スー☆さん» ありがとうございます!嬉しいです!これからも頑張って更新します故、よろしくお願いします。 (2017年11月5日 11時) (レス) id: db84894ca1 (このIDを非表示/違反報告)
スー☆(プロフ) - 続きが気になります!! (2017年11月5日 0時) (レス) id: 6b91c09b66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:薫 x他2人 | 作成日時:2017年7月15日 15時