ありったけの好きをあなたに。〜Donghae〜

４回目の冬 ページ3

「それでさ〜ヒョクがさ〜」

「いまトゥギオッパの話じゃなかった？」

「は！また脱線した…？」

「あー、うん(笑)それで？」

「んとね…」



ドライブしながら最近の出来事を話してくれるドンヘ。

いつも話がまとまりがなくて、

付き合い始めの頃は読解するのが結構大変だったけれど、

いまでは上手く誘導したり、

そんな取り留めない話でも理解出来るようになってしまった。


そうなると楽しそうにメンバーの話をしたりするドンヘを、

とても愛おしく思えてしまうから重症だ。



「あは(笑)」

「なに？急に(笑)」

「みてみて、あれ！」



窓の外に面白いことを発見して、

楽しそうにそれを教えてくれる。

でも実際はドンヘにしか理解出来ないことばかりで、

「うーんと…それがなに？；；」ってことも多いんだけど、

「あは(笑)」って口を大きくして笑うから、

その笑顔が素敵だなーって…こっちまで幸せな気持ちになれるんだよ。




「A寒くない？大丈夫？」



赤信号のときに後部座席にあったブランケットをかけてかれた。

寒いのが苦手な私のために、

付き合い始めてから一番最初の冬に用意してくれたブランケット。



「ありがとう(笑)」



もうこれで４回目の冬になるね。

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