…カラフル… ～Donghae～ (ページ32)

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一番痛いところページ32

「あ、A！」

「あ…ジュンオッパ」

お会計を済ませて駐車場に行くと、後ろからジュンオッパに声を掛けられた。

すでにユナからかなりの情報が流出しているようで、

さっきっから引っ切り無しにスタッフがチラ見しに来てるし…。

ついにジュンオッパにまで見つかるなんて…。

「A、そちらお兄さん？」

「え…いやー…違いますけど…」

最後の方は声が小さくなってって、

大声で「カレシです！」なんてまだ言えない私。

するとドンヘはジュンオッパを確認すると、

満面の笑みで私の肩を抱き寄せる。

「初めまして、Aのカレシです」

「あー…どうも…上司のチェ・ジュンです」

ん…？なんか険悪な雰囲気？

よく分かっていない私は二人の顔を見回す。

ドンヘは至って変わらず笑ってる。

…サングラスの下がちょっと確認出来ないけど。

ジュンオッパもなにか疑ったような顔つき。

「もしかして…あのドンヘシですか？」

「あー、はい。どうも」

やっぱりジュンオッパはすじゅのドンヘと言うことに気付いた。

ドンヘはサングラスを外して挨拶をした。

ジュンオッパ越しにユナが口元を押さえて騒いでるのが見える…。

「失礼ですけど、どうしてAと？」

「…どういう意味ですか？」

「いや…芸能人がこんな一般人と居るなんて、ね…変じゃありませんか？」

ジュンオッパ…。

いま一番痛いところを突かれた気がした。