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褒め合わないと出られない部屋【13】 ページ9

『…なんだァ、ここ』
「((└(:3」┌)┘))」

え、また閉じ込められたの私は。
もうもはや慣れすぎて感情が絵文字になったよ?

『ッソォイ!!』
「ちょっやめて。」
何がなんだか分からない13は鎌をぶんぶん
振り回して部屋を壊そうとしている。

『ちっ、この部屋密室じゃねぇか…
そうと決まれば…』
こちらを見てふっふっふ、と笑う13。

『俺とイチャイチャしようぜA!!』
「いやぁぁぁぁぁぁ!!!!」
だと思ったよ!!!そういうキャラだもんな!!(メタい)
想定の範囲内だよぉぉおおお泣
『出られないなら仕方ないだろ?な、俺に身を委ねてくれ…!』
「やだぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
13なんかに身を委ねたら貞操が危ないじゃないか!!!

そうこうしてバタバタしているうちにふと、1枚の白い紙が落ちているのが見える。
いち早く気づいた13がその白い紙を拾い上げてまじまじと中身を見つめた。

『ん〜?なになにぃ〜?お互いを褒め合わないと出られません…だってよ、』
ひらひらーっと13が振る紙の中には
確かにそう書いてある。

『て、いうことは、この部屋から出るためには僕ちゃんとAで褒め合わないといけないわけなの〜?』
えぇ〜僕ちゃんめんどくさい〜と言いながら身をくねらせる13。

「でもさ、13よ、そうしないと出られないのだぞ」
『えぇ?別に僕ちゃんこのままでもいいけd』
「…」
『そうですね褒め合いましょう』
私の威圧を感じ取ったのか、身を縮こませて言う13。

「私から言うよ?13っていつもはおちゃらけてるけど、味方が危険な時はちゃんと助けて偉いよね、かっこいいと思う。」
『な、なんか照れるな。じゃあ俺もか。えーと、Aはいつも頑張ってるし、笑顔も絶やさないで偉いよな、絶対弱みとか見せねぇし。』
そこで13は言葉を切る。
そして私の腰を引きぎゅっと私を抱きしめた。
突然のことに体が追いつかず、目を白黒させていると
『…だから、俺のことは頼れよ、俺には弱さだって見せろ』といわれる。
そして、何も無かったように『開いたし出るか! 』と先に行ってしまった13に

「ッ…馬鹿ぁ!」と思い切り叫んだ。

仲良くならないと出られない部屋【イスタカ】→←手を1分間繋がないと出られない部屋【ルチアーノ】



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玲愛(プロフ) - ゆゆゆさん» ありがとうございます!少々お待ちを!! (2020年1月4日 16時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - 了解です!!続編楽しみにしてます!!!ありがとうございます!!(?) (2020年1月4日 16時) (レス) id: 8803ed18e1 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - ゆゆゆさん» うぁぁぁ熱烈なコメントありがとうございます!!(?????)続編の方で書いてもよろしいでしょうか!わかりました!!(返事来てない) (2020年1月4日 16時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆゆ - リクエストいいでしょうかぁ!!ありがとうございます!!(まだなにも言ってない)マルコスくんとアタリくんで取り合いお願いします!!ありがとうございます!!(だからまだなにも言ってない) (2020年1月4日 16時) (レス) id: 8803ed18e1 (このIDを非表示/違反報告)
玲愛(プロフ) - もちこさん» うああぁ!!喜んでもらえたなら何よりですっ!!またのリクエストお待ちしています! (2019年12月27日 14時) (レス) id: fe6167bf3c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:覚くん | 作成日時:2019年11月24日 0時

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