雪男のマイペースガール Ⅶ (ページ31)

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▽ゆるふわページ31

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楽屋に一番乗りで入り、お団子を解けばうまい具合に髪の毛がくるくるとゆるふわっぽくなった。

ポニーテールに直せば、いつも以上にふわふわしたTHE 女の子となる。

今日の撮影がゆるふわをテーマにしているからちょうどいい。

軽く仮眠を取るため机に伏せれば、扉の開く音。

誰かを確認することなく、眠りについた。

そして起こされたのはメイクさんに呼ばれたと言われたタイミング。

『おはよ...』

挨拶、大事。と教えられている私は寝起きでも挨拶をかかしません。

宮「ふふっ(笑)おはよう。眠そうだね。早く行ってきな」

『はーい』

眠気でなんとなーく頭が回らなくて、ぽわぽわしてるんだろうな。

そんなことを思いながらメイクが施されていく。

「うん！可愛い！髪型もゆるふわに合ってて可愛いわ」

なんて、スタッフさんに褒められた。

嬉しい。

るんるん気分で一足先にスタジオへ向かうと、カメラを持つ向井康二がいた。

向「なんか、今日のAちゃん、めっちゃ女子やな」

『本気出せばこんなもんよ』

可愛いで。と素敵な笑顔を見せながら褒めてくれた。

『じーこも可愛い』

向「俺はかっこいいがええねんけど、まあテーマがテーマやしええわ」

なんて言われた。

他のメンバー？

7人は意気消沈してたよ。

だてあべラウ以外がすごいの。

なんか、ゆるふわのAが可愛すぎて無理とか言ってた。

康二くんはさっき普通に接してたのに急に乙女チックになって恥ずかしがってた。

あんたらは私のオタクか。

嬉しいな！！！！！

あ、ちなみにだけど、ラウは1人だけ私の髪の毛の毛先を彼の指にくるくると巻きつけて、遊んでいた。

だてあべはめっちゃ褒めてくれた。

阿部ちゃんの顔は赤めだったけどね(笑)

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