雪男のマイペースガール Ⅶ (ページ12)

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▽黒の人とページ12

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ある日の楽屋でのこと。

『めーぐーろー』

目「んー？」

この人、私と同学年なんだよね？同い年なんだよね？

マジで大人っぽいよなぁ。

『今度出かけようっていってたから、いつ行こうなーって』

目「え、マジで行ってくれんの？」

『え、行かなくていいなら行かないけど』

行きたい！とちょっと子供っぽい目黒。

『じゃあ、オフの日教えてね』と言って、阿部ちゃーんと彼のもとへ行こうとすると、なぜか目黒のお膝の上に。

理由はわかっている。

彼が腕を引っ張って、すぐお腹の前に手を回してきたからだ。

『目黒さん？？？』

目「今決めようよ」

ガッチリ抱きしめられてるので離れられず。

身長的な問題だが、左耳にあの低めの声で囁いてきた目黒は、絶対確信犯だ。

『わかったから、腕を離していただこうか』

目「離したら絶対阿部くんのところに行くからダメ」

そう言われて、結局オフの日にちと何するか決まるまで離してくれませんでした。

メンバーからはさんざんいじられたので、ふっかさんを許さない。

その日のことはいつかお話ししましょう。

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