▽嫉妬ラウール ページ22
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最近、ラウールと話しているとどこか冷たい。
仕事と勉強の両立が大変なのかなと勝手に自己解釈。
まあ、思春期だし。そうなるのも仕方ないよね。
なんて思ってたんですけど...。
目「A、最近Jr.の子と絡みすぎじゃない？」
『だってタッキーから仲良くしろって言われてるんだもーん』
ISLAND TV撮って、投稿されるたびに毎回言われるの。
他のJr.とも絡めよって。
コミュ障！って言ったら、「頑張れ。お前ならいける」って言われて。
いや、普段言われたら嬉しいけど、今言われたら傷つくわ！
というツッコミを入れたい(真顔)
深「そろそろ最年少とも絡んであげろよ〜」
ん？どゆこと？
謎めいたまま、最年少の彼の方に目線を向けると...
なるほど。
めっちゃ拗ねてるじゃん。可愛いかよっ...。
嫉妬ラウール、良い。破壊力ヤバい。
キュルキュルお目目でこっち見てくるけどあの子は前世大型犬だったのかな？？？
『んー、ラウごめんねー！』
ラ「3秒許さない」
『1、2、3！』
ラ「許すっ！」
ギュッと飛びつくようにハグしてくるから支えきれなくて後ろに倒れそうになる。
マジあぶねぇ。若いからとんでもないくらい威力強い。
ラウが途中で気がついたのか力弱めてくれたけど、あのまんまきてたら、多分倒れてた。
『ラウのこと好きだからね』
ラ「1番？」
『ごめん、1番はファンの子と推し様』
向「Aちゃんの1番には一生なれへんよ」
ラ「もー、嫌い！」
ラウの腕の力が緩む。
『SnowManが好きなのは当たり前すぎて、1番とかないの』
ぽんっと背中を叩くと、ラウの腕から解放された。
自由になったと思えば、ふわっと誰かに後ろからハグをされる。
渡「お前、急に可愛いこと言うな！」
犯人は渡辺。
そして、頭をめっちゃ撫でられる。
『ねぇー！しょっぴー！！！』
髪型崩れる！といえば可愛いお前が悪いって言われるし。
なんなん？うち悪くなくない？
『はーなーせー』
しょっぴーにずーっとハグされるている。
そこにさっきまであんなにヤダヤダ言ってたラウールがやってくる。
ラ「しょっぴー。Aちゃんは僕のだから返して？」
いや、乙女ゲームかよ。
そんなことを思いながら、ラウールの腕の中に。
どこぞの乙女ゲームよりも贅沢だなと思いつつ、結局嫉妬ラウールはイケメンで可愛いだけです。
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