【忍たま】姉は弟になかなか会えない

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「だから、忍術学園にいてそこで暮らしてるわ！」
「んんん？」


ここまでの疲れが出たのだろうか？

ちょっと両親の言ってることが理解できない。今話していたのは日本語？もしかしてあれか？私がいない間に南蛮語でも覚えたのか？それともドッキリってやつか？


「笑えない冗談は良くないと思う」
「冗談じゃないさ！スリルとサスペンスを求めて行ったんだよ」


……いやいや、なんだよスリルとサスペンスって。

これはあれだ。3年間も音沙汰無しだった私に対して意地悪してるんだ！心配させやがって！！っていうやつでしょ？







Aがパンク寸前の脳をフル回転させて導き出した答えは、“両親の意地悪”という結果だった。伏木蔵が今この家にいないなんて絶対認めないという思いがとっても強い故に導き出された、どこか幼稚な答えだ。







「父さん、母さん、3年間も音沙汰無しだったことは本当に申し訳ないと思ってる。だからそんな意地悪しないで早く伏木蔵に合わせて？」
「だから意地悪でも冗談でもないのよ！」
「A、いい加減に現実を見なさい」


現実を……見る……？いやいや……いやいやいやいや……

てかなんか父さんも母さんも呆れてません？さっきまで私が呆れる側だったんだけど立場逆転ってか？なんか悔しいけど一旦それは置いといて、母さんが先程言った言葉を思い出そう。

ええっと確か『伏木蔵は忍術学園とやらに入学して、今はそこの寮生活中』だったっけっか？










なるほど、わからん！！！

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