夢 ページ8
私はヒーローになりたい訳じゃなかった
ただあの時の私には夢がなかった
なにも夢がないから上を目指した
みんなが憧れるというヒーローになろうとした
皆がすごいという雄英に入った、私にはなんでみんなが、世間がそんなことを言うのかよくわからなかった
だが、上になってあまり損なことはない
私には夢がない、だからすべてを仕事としか考えられなかった
一方弟は尊敬できるヒーローを見つけ、その人の手伝いをしたいという夢を持った
私はヒーローという役職に疑問を持った
ヒーローなんて・・・ただの自己満足
ヒーローは救世主？いや悪魔
そんな思考をヴィランの過去を見たときしった
私の個性は過去を見ることだから調査のために敵の過去を見るひつようがあった
ヒーローはヴィランを見て悪だというがヴィランにとってはヒーローが悪なのだ
正義なんていくらでもある、その人にとって正しいことならそれはみんな正義なんだ
それが例え悪だとしても
今でいえばヒーロー殺しがいい例だ
それならみんなに愛されるヒーローなんてできるはずがない
みんなに愛されていると言われた平和の象徴。
彼を愛しているのは彼と同じ考えをもっている者だけ
【皆】にヴィランは含まれていない
そんなの悲しいじゃないか
ヒーローは皆を救えない
救えない人を前にして私は笑うことは・・・できない
だから、私はヒーローとして活動することをやめた
そして私は外国でファッションデザイナーになった。別に皆を喜ばせる仕事ができればよかった
ただ私が初めて楽しそうと思った職業だったのだ、きっかけは弟がくれたのだが・・・
別にヒーローがきらいな訳ではないし
ヴィランが好きな訳でもない
だから弟の事も応援した、たとえ平和の象徴の下につこうと、それが弟の夢なのだから
それに安心した
平和の象徴が弟のそばにいるのなら弟は安全だ
そう思っていたんだ
なのに弟は死んだ
弟とは６年くらい前まで月１で連絡をとっていた
いつもアイツの話ばかり
だが、いつしか電話をしたとき
弟は、サーは、泣いていた
言葉にならないほど泣きじゃくって
どうしたんだ、ときいてもだんまり
「言えないんだ、なにも言えないんだ、だけど、だけど
どうすればいいのか分からないんだ、、、未来は変えられない・・・！」
やっと聞こえたのはそんな言葉
そして電話はきれてしまった
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カクテル - サー・ナイトアイ関係の小説ってあんまりないので嬉しいです、更新頑張ってください！ (2020年3月30日 16時) (
レス) id: 8efa06391f (このIDを非表示/違反報告)
律 - とっても面白いです！！これから頑張ってください！ (2020年3月30日 0時) (レス) id: bfc3e39400 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイ | 作成日時：2020年3月29日 14時
