今日:1 hit、昨日:11 hit、合計:77,467 hit
小｜中｜大
シルバーの指輪 04 ページ7
･
｢…好き、｣
ぎゅっと目を瞑る、
数秒後感じた唇への感触は、どこか懐かしくて。
すぐに離れていった唇が物足りなくて、襟元を掴んでもう一度私から口付けた。
｢、…拒否んねぇの｣
｢だって好きだもん｣
｢は…。え、いつから？｣
大きく目を見開いてベンチから立ち上がったり座ったりを繰り返す瑞稀くん。
…え、気付いてなかったの？こんなにぐいぐい来といて？
いつから、って言われても、気付いたらまた好きになってたわけで…。
｢元々嫌いになって別れたわけじゃなかったし…｣
｢…嘘。めっちゃ嬉しいんだけど｣
｢わ、｣
苦しいくらい強く抱き締められて、私よりも少し大きな背中に手を回す。
今までならまわせなかったのに、すぐ傍にある存在に涙が出そうになった。
私は何を意地張って、瑞稀くんを遠ざけていたんだろう。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1105人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ぱんだ(プロフ) - 龍我くん推しのわたしにとって最高の作品でした！ありがとうございます！！ (2019年11月27日 20時) (
レス) id: d9659703c8 (このIDを非表示/違反報告)
きょん(プロフ) - 絶対これ龍我くん結末じゃん！って思ってた瑞稀くん派の私からしたらとても嬉しい結末です。最後まで楽しみにしてます！ (2019年11月24日 12時) (レス) id: 09640d6b31 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蕎麦リアン
| 作成日時：2019年11月16日 22時
