元カレとペット？【紫・黒】 (ページ21)

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ペットのターン※ ページ21

「ん、、」

重い瞼を開ければ
隣では俺の腕の中で
スヤスヤ眠るAちゃんの姿。

何も身にまとっていない彼女の姿に
さっきまでの激しい行為が脳内に
フラッシュバックして思わず口元を手で押さえた。

「、、言ってしまった」

絶対に言うもんか。
そう思ってた言葉は
Aちゃんの目線と色気を前に
脆くも崩れ去り。

先程まで俺の下で乱れていた
彼女を思い出すと
口元がゆるゆると緩むのが分かる。

「めっちゃ好きじゃん、俺」

今までもたくさん女の人と
そういう【行為】はしてきた。
だけど、Aちゃんとのソレは

暑くて、苦しくて。
そして、、、最高に気持ちが良くて。
彼女が見せる表情1つ1つが
俺を刺激して。

「本当に好きな人とすると
こんなに満たされるんだ」

目の前でスヤスヤと眠る
Aちゃんの髪を撫でれば
くすぐったそうに身を捩った。

「、、、蓮？」

「、、、起きた？」

薄ら目を開けたAちゃんは
俺の半裸姿を捉えると
目を見開いてバッと布団を被った。

「え、なんで？」

「なんで、服きてないの！？」

「え、なんでって。
さっきまで俺らここで」

「い、言わないでよ！！」

布団を被ってるからAちゃんの
表情は見えないけど。
多分真っ赤な顔してジタバタ
してるんだろうなと思うと
それすらも愛おしくて。

「ねぇ、顔見せて？」

そう甘い声を出せば
渋っていたAちゃんが
そろっと目だけを布団の上から覗かせた。

「おはよう、は？」

「、、おはよ。」

「ねぇ、もっかいする？」

そう言ってAちゃんのおでこに
キスをすれば

「、、今までの人もこうしてきたの？」

そう言うAちゃんの瞳は
少し不安そうに揺れていて。

「、、、ううん。
Aちゃんだから、
何回でも抱きたくなる」

そう言ってAちゃんの顔が
見えるように布団をそっとどかせば

やっぱりAちゃんの顔は
真っ赤に染まっていて。

「いい加減俺に慣れてくれない？」

なぜか、こっちまで
恥ずかしくなる。

「慣れるわけないじゃん、、、
蓮、すごくえっちなんだもん。」

そう言って瞳をグラグラ揺らす
Aちゃんにまた胸がぎゅっと熱くなる。

「、、もっかいしよ？」

「、、、蓮のえっち。」

「Aが好きだから。
Aも俺のこと好き？」

「、、うん。大好き」

初めてAちゃんからの
好きという言葉に
俺の胸はもう言うことを聞かなくて。

ゆっくりとAちゃんに
キスを落とせばまた2人で
快楽の中に溺れた。