元カレとペット？【紫・黒】 (ページ2)

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始まりページ2

辰哉のメイクを終わらせて
思わず外へ出る。

ここは山の上か？
と思うほど空気が薄い気がした。

とぼとぼと歩いて近くにあった
自販機で水を買う。

？「だーかーらー。
なんでそうなんの？
俺悪くないよね？」

ふと誰かの声が聞こえて
ぱっと顔を上げる。

自販機の壁に背中をくっつけて
男の人が何かを話してる。

？「え？突然出ていけはひどくない？
は？俺家ないんだけど！ねぇ！
ちょ、もしもし！？」

、、女に家追い出されたか。
ご愁傷さま、と思いながら
とぼとぼとまた歩きながら
メイク室に戻ろうとすると
誰かに手首を捕まれる。

「、、はい？」

？「今の聞いてた？」

「、、聞いてません」

そう言うと彼はしかめっ面。
身長高いし、どっかのモデルさん？

？「いや、絶対聞いてたじゃん。」

「いえ、聞いてません。安心してください」

そう言って戻ろうとすると

「あれ、A？それに目黒も」

目の前にはさっきメイクしたばかりの辰哉の姿。

目黒とは、、？

目「あれ、ふっかさん
この人知り合いですか？」

あ～まぁ。というと目の前の辰哉は
苦笑いしながら自販機に手を伸ばした。

目「あ～、なんかそっち系っすか？」

勘がいいのかなんなのか、
目の前の目黒という人は
ニヤニヤしながら話す。

目「もしかして、元カノさん？」

そう私の耳元で呟く目黒という人。

「あ、あのあなた」

目「ふっかさん、でももう彼女いますよ？」

そう言うと目の前の目黒という人は
ドヤ顔でそう言うと呆気に取られてる私に
そういい放つ。