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6日目思い出 ページ44

【あの、ちょっとええですか?】

そう声が聞こえて
そちらを見れば鬼の形相で大人たちの前に
仁王立ちしているAちゃんがいた。

【演者の前でいるいらないの話するなんて
言語道断ちゃいますかね?
みんなね、選ばれたくて毎日ダンスレッスン
頑張って、頑張って、努力してるんです!
いらないなんてよく言えましたね!?】

周りのJrも大人たちも黙ったまま。

【それがこいつらの実力だろ】

とんでもない勢いで怒鳴りつける
Aちゃんを嘲笑うように
俺をいらない。そう言った人は言い返した。

【はぁ!?
私たちにもね、プライドってものがあるんですよ!
理由も言われずにただいらないの一言で
あぁ、はいそうですか!って納得しろって?
出来るわけないでしょ!?】

火がついたと感じたのか周りの
SnowManのみんなやSixTONESのみんなが
Aやりすぎだよ。なんて止めに入る。

【いや、許せん。
Jrのことなんやと思ってんねん、本間に。
目黒くんは目黒くんじゃ!!!
誰でもいいわけない!
彼の変わりなんか効くわけないやろ!?】

目「、、ッ、、」

俺のため?
今目の前で大人たちにも怯まず
闘ってくれてるこの人は。
俺の事を知ってくれてたんだ。

【あぁ!もう腹立つ!!!】

周りで深澤くんや阿部くんが
まあまあ落ち着いて、なんて
Aちゃんを宥めている。

パッと目線が合えばAちゃんが
こちらへと向かってくる。

【、、あんなの、気にしなくていいから】

そう言うとAちゃんは
私は、目黒くんの踊り好きだよ。
と微笑んだ。

【だから、一緒の舞台立とうよ。
私も頑張るから、目黒くんも
もう少し頑張ってみない?】

、、辞めようとしたこと
気付かれていたのかもしれない。

でも、この時の

【一緒の舞台に立とう。
もう少し頑張ってみない?】

そんな言葉に当時の俺は奮い立って。
Aちゃんと同じステージに行けることだけを
ずっと夢見て。ここまできたんだ。

俺が今ここにいるのは
あの時のAがいたからだ。









目「ん?」

そんな昔話を思い出しながら
Aの手を握っていれば
ピクっと指が動いた。

目「、、え?」

動揺して、もう少し握り返せば
弱々しい力でまた力が返ってきた。

目「A!?A!?」

必死にナースコールを押して。

携帯を手に取ると
履歴の1番上にいた人物にすぐ電話をかけた。

目「もしもし!?
Aの手が動いたんだよ!!!」

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作品ジャンル:タレント
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あやぴ(プロフ) - 美紀さん» コメントありがとうございます!これからも面白い作品が書けるように頑張りますね! (2021年9月9日 5時) (レス) id: 75675802ab (このIDを非表示/違反報告)
美紀(プロフ) - SnowMan大好きです亮平君と翔太君と涼太君寄りのオール担当です最高です更新大変だと思います頑張ってください応援してますコロナウイルスに気をつけてくださいね (2021年9月8日 12時) (レス) id: e19dcb272d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:あやぴ | 作成日時:2021年9月7日 1時

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