傷痕(SnowMan) (ページ4)

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照「え、？は？」

きっと全員が同じ顔してたと思う。

ラ「事故、、？」

深「Aは？無事なんですか！？」

スタッフさんに掴みかかりそうな
ふっかを舘様が落ち着かせる。

舘「容態は？今どんな状況ですか？」

「僕も詳しいことは分からないんです。
でも、頭を強く打ったと、、、」

翔「は！？」

「車との衝突事故で、頭を、、、
打ってしまったみたいで、、、
救急車で運ばれて
いまは、手術中だそうです、、」

そうスタッフさんが告げると
楽屋の中はこんなにいつも
静かだっけ？と思うくらいの
静寂に包まれた。

照「とりあえず、病院で手当ては
してもらえてるってことですよね？」

「はい、、、
僕も突然の事で、、びっくり、、して、、」

このスタッフさんも
きっとAを慕っていた1人。
既に俺たちなんかより
泣きそうな顔をしてる。

深「大丈夫、な？大丈夫だよ！！」

康「せ、、せやんな！？
Aちゃんやもん！！
そんな、負けへんやろ！！
元気になって絶対帰ってくる！」

ふっかとこーじが
呆然とするメンバーに声をかけて
スタッフさんにも大きな声出して
すいません、なんて頭を下げる。

翔太は携帯片手に全く動かなくて
ラウールは下を向いたまま肩を震わせてる。

照「大丈夫、大丈夫。
またどうなったかすぐに教えてもらえますか？」

ラウールの肩をさすりながら
俺もきっと、自分に大丈夫だと
言い聞かせてた。

「分かりました、、
お仕事前に僕も取り乱してしまいすいません」

スタッフさんはAさんのぶんまで
精一杯フォローさせていただきますと
深々と頭を下げ、楽屋を後にした。

深「大丈夫だよ～！
Aだよ？あの、Aだよ？笑笑
元気になって笑いながら帰ってくるよ！」

ふっかが、そう言うと
みんなも少しずつ前を向く。

阿「俺らが信じてあげないとね。」

ラウールを落ち着かせながら
頭の中ではずっと
Aの俺を呼ぶ声を思い出していた。

神様。

本当にいるのなら

僕らの大切な大事な人を

奪わないで。