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「いま、思い出した。
照が舞台で私と同じように
足を痛めてその手当を私がしたの。」
そう言うAは
佐久間から聞いてた記憶を思い出す時とは
全然違った。
照「、、、いま頭痛いとかない？
気分悪いとか、、、」
「ううん、、、
なんかさっくんの時とは違って、、、
さっくんのことを思い出す時はこう
力がこう徐々に入っていくような、、
そんな感覚だったんだけど、照のこと
思い出す時は自然と出てきたんだよね。
そういえば、こんなことあったな、、、みたいに」
照「まじ、、びびった、、、」
「ごめん、驚かせちゃったね。」
そうやって笑うAは
俺がよく知ってるAだった。
照「おかえり、A。」
「ただいま、照」
照「どこ行ってたんだよ、お前、、」
「ちゃんと帰ってきたでしょ？
照のとこ」
ほら、おいで。
そう言って両手を広げるA。
普段の俺なら絶対悪態ついて
素っ気なくするんだろうけど、、、
照「やっぱ、このAが安心するわ」
「お、光栄ですね〜」
照「なんか俺が甘えてるみたいなのが
すげぇ嫌だけど(笑)」
「しっかり甘えてるけどね、照(笑)」
照「うるせぇよ」
こんな時くらいAをいちばん近くに
感じてもいいよな？
Aの胸に飛び込めばすぐに受け止めてくれる。
俺が求めてたのは、この感覚だ。
照「じゃあ、次は俺だな」
そう言うとAの体を離して
次は俺が両手を広げた。
「え、恥ずかしい、、」
照「俺も飛び込んだんだから
Aも飛び込んでこい」
「本当に？」
照「はい」
う〜ちょっと待って！となかなか
こっちに来ないA。
照「もう待ちくたびれたわ。」
「え、ちょ、照！！」
さっきみたいにAを
お姫様抱っこしてそのまま
おでことおでこをくっつけた。
照「まだ、誰のものにもなるなよ」
「え？」
照「じゃ、これでメンバーに報告するか！」
「え！やだ！ちょ！照！！」
報告に行った先々で
俺がバチボコに叩かれたのはまた別の話。
ラ「岩本くん今すぐAちゃんから離れて！」
康「あかんあかん！その距離あかん！」
目「大丈夫？何もされてない？」
翔「抜けがけ禁止だぞ、こら！！」
阿「それはだめ。ほんとだめ。」
深「岩本選手、レッドカード1枚です」
舘「足怪我したの？見せて？」
佐「Aから離れろーーー！！」
照「ああ、うるせ(笑)」
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作者名：あやぴのかやあ
| 作成日時：2020年8月8日 22時
