. ページ7
先生の一声によって練習に参加させていただけることになってしまった。ありがたい!!けど!!!いいのかそれで!!!
ちなみにシューズは学校のものを借りました。あれ翔陽くんもそれ使えばよかったんじゃ…。
「Aー!!お前すげぇな!!サーブ手元でギュンギュンしたぞ!!!」
「うお、痛いです西谷さん。凄腕リベロに褒めてもらえると嬉しいです、ありがとうございます」
「くっそ…俺のスーパーストレートをなんなく止めやがって…」
「まじで凄かったですよ田中さんのストレート、腕吹っ飛ばされるかと思いましたもん」
「「お前いいやつだな〜!!!」」
「ちょ2人して背中叩かないでください痛い」
今日でこの2人に気に入られたのはまじで謎だ。俺お世辞にも愛嬌ある顔ではないのに…。あ自分で言ってて悲しくなってきた()
「あいつらすっかり桐山に懐いたなぁ」
「2個下で素直に褒めてくれるとか可愛いに決まってるべ??俺からしたらもう息子だよ」
「何言ってんだ??」
「俺のことも最初から怖がらずに接してくれた…いい子だ…」
「お前はもっとシャンとしろ!!」
「痛ッ大地ひどい!!」
「ほんとにな〜。…おーい!西谷!田中!!あとは他の奴らに任せてお前らも帰る準備しろー!!」
「「うす!!」」
すまん、あと頼んだ!!と更衣室に走っていく2人。俺は着替えるほど汗もかいていないためシューズを脱ぐだけで帰れるので片付けを手伝わせてもらっている。
ボトルの片付けしてたら清水さんに「ありがとう」って微笑みもらいました!!!美しい!!!好き!!!!
「なぁ」
「…?影山さん?」
いそいそとモップをかけていると、ふいに声をかけていたのは翔陽くんとの言い合いが印象的な影山さん。めっちゃガンつけられてる!!俺なんかしたかな!!?
「俺のトスどうでしたかコラ」
「え、あ、今までで1番打ちやすかった、です」
「…っし」
俺の答えを聞くなりガッツポーズをしてどこかえ去っていった。
えぇ…こわ…顔が良くなければ文句言ってるよ…
184人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:わたがき | 作成日時:2024年3月23日 21時