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和也「……」
「ずっと、伝わってるって思ってた。伝わってなかったって言ったらおかしいけど」
和也「…」
「…でも、ブレスレットがなくなって動揺してた私を見た和也の気持ちを想像したら」
和也「…」
「不安にならないなんて、無理だった。」
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和也がじっと、黙って私の言葉を待つ。
目を見て話すのは苦手だけど、ちゃんと和也の目を見て話す。
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「…本当にごめんなさい」
和也「…A」
「…櫻井先生のことは好きじゃない。それは絶対」
和也「…」
「でも、忘れることはないんだと思う。それに櫻井先生のことを忘れるってのは、和也と過ごした高校生だった時のことを忘れるのと同じだと思うの」
和也「…」
「ちゃんと、想い出に出来てる。…だから、だから……っ！」
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言葉に詰まって、自分でももういっぱいいっぱいで視界がぐらぁって傾いたら
和也が、ぎゅっと私を抱きしめた。
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和也「…ほんと、勘弁して」
「…え？」
和也「Aには驚かされてばっか。ほんと、…なんなのもう」
和也の息が首にかかって、くすぐったい。
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和也「…Aのことすげぇ好きだよ」
「…っ」
和也「俺って単純だなって思うの。あんなに不安になってたくせにAの言葉一つで、もういっか。って思うぐらい」
「…」
和也「あの時の話禁止、とか言ってA困らせた。ごめん。」
和也の腕の中でフルフルと首を横に振る。
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和也「あんな泣いたA久々に見て、なんかもう分かんなくなった」
「…」
和也「泣かせたくなかったのに、俺が泣かせた。ほんとにごめん」
「…そんな謝らないで」
はぁ…って落ち着かせるように和也が息を吐くのが分かる。
すると、肩を掴まれたまま身体が離れる
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和也「Aもさっき言ったけどさ。いつもだったらこんなこと言わないけど」
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和也「…Aのことが、今までだってこれからだって、ずっと好きだよ。」
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…世界で一番。
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きりさく(プロフ) - め ろ ん 。さん» ありがとうございます！読んで頂けて光栄です(^^)嫉妬も二宮くんだから可愛くなっちゃうんですよね〜（笑） (2017年2月16日 18時) (
レス) id: ea9b924c2e (このIDを非表示/違反報告)
きりさく(プロフ) - 愛乃さん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです(^^) (2017年2月16日 18時) (レス) id: ea9b924c2e (このIDを非表示/違反報告)
め ろ ん 。(プロフ) - きりさくさん完結お疲れ様です！！ 今まできりさくさんのお話ほとんど読んできましたがこのお話が私は一番好きになりました！！ 二宮くんの嫉妬がただただ可愛かったなぁ… 次のお話も楽しみにしてますね！ (2017年2月16日 8時) (レス) id: 22633c86d2 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃 - すごくおもしろかったです！！ (2017年2月15日 22時) (レス) id: eacf15c7ed (このIDを非表示/違反報告)
きりさく(プロフ) - まゆみんさん» コメントありがとうございます！ケチャップ口元に付けなきゃですね！（笑） (2017年2月10日 21時) (レス) id: ea9b924c2e (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2017年2月8日 0時
