23. 押されたスイッチ ページ24
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あ、もちろん会員証ってのはあの、
”Aと二宮くんの恋を応援する会”
のやつね。
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…会員証があるなんて知らなかったけど。
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ま、そうゆう訳で私が呼びだされ、この状況になっている、
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『いやっ、そのー。ねっ？なんか二宮さんが応援してくれる？とか言うから…なんか盛り上がっちゃってやられたというか。』
和也「ふーーーーーん」
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怒って…る？
怒ってるよね
いや？でも、二宮さんにとっては応援してくれた方がいいんじゃないの？
じゃあ、なんだこの状況？
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和也「ってことはさぁ、企画営業の人には俺らのこと公認なんだ」
『ま、まぁ…』
和也「へぇ、じゃあ堂々とイチャつけるね」
『…ん？え、？』
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予想外の答えがやってきて固まる。
和也「だってさ、俺も結構我慢してたわけよ？ちゃんとAのこと考えて行動してるわけー」
『考えて行動してもらわないと困ります！』
和也「ククッ でも、もうそんな心配いらないんでしょ？ いやーでも、まさか企画営業全員とはねー(笑)数人にしか応援してくれる？とか言ってないからさ。俺の影響力ハンパないわ」
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なーんか、嫌な予感がする。
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和也「じゃ、本領発揮といきますか。」
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そうニヤリと笑って言い、私の前髪を上げ、
額にそっとキスを落とした。
和也「フフッ 今日はこれだけね？」
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固まる私を残し戻っていった。
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…ああ、だから嫌だったんだ。
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残業してた時に思った胸騒ぎが実際に起きた。
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押したくもないスイッチを押したのだ。
『本領発揮って……』
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額にはまだ熱が残っていた。
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メル(プロフ) - こんにちわ！初めて読ませて頂きましたが、とっても面白かったです！続きも早速読んできます(´ｰ｀) (2015年12月14日 0時) (
レス) id: 483cbdbb0b (このIDを非表示/違反報告)
きりさく(プロフ) - さゆさん» ありがとうございます(^^) そう言って頂けると嬉しいです( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年11月30日 22時) (レス) id: fcfcc5d9df (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - 初めまして！オススメに出ていたので読ませていただきました＊一気に読んでしまいましたー！スピードもあって、テンポもよくて、とてもおもしろいです（語彙力なくてすみません） (2015年11月30日 21時) (レス) id: 69b2c97b5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きりさく
| 作成日時：2015年11月9日 12時
