10. 天使？悪魔？ ページ11
・
・
『えっ！ちょっ、！うわ！』
和也「はっ？！ちょっ、おまっ！」
気づいたときには視界が一回転していた
・
・
どっすーーーーん
・
・
いかにも漫画のような音を立てて真っ逆さまに落ちていった。
……いったぁ。 ん？
・
・
和也「ちょっ、お前どけや！」
目線を下にやると、私を睨む二宮さんがいた
つ、ま、り、
『ギャー！ごめんなさい！退きます！』
和也「ったく、うるせぇわ。急に落ちてくんなよ」
『本当にすみません！！』
和也「お前、重い。」
いや、ちょっとまて。
ピッチピチの26歳に重いとか言うか？！
っていうか、仮にも彼女だぞ？！
『重いは余計です！！』
ってそんな事より……
『みっ、み、見ま、し、た？』
和也「んー？なにを？」
わざと聞き返してくるとこがムカつく。
『わかってますよね？』
和也「ククッ 見たよ？ 別に彼氏だからいーじゃん。」
・
・
…………しにたい。
一生の恥を一番見せてはいけない人に見せてしまった。
誰も居ないとか調子ぶっこいてたからだ。
彼氏だからいいとかそういう事じゃない
落ち込んでる私の真ん前でニヤニヤと楽しそうに笑ってる悪魔。
・
・
はぁー…。
・
『っていうか、二宮さんいつから居たんですか？』
和也「ん？最初からだけど」
は？最初から？
『居たんだったら手伝って下さいよ！』
和也「やだよ。めんどくせぇもん」
『量多いんですって！お願いします！』
和也「……何でも言うこと聞くならいーけど？」
・
・
絶対やだ。
嫌な予感しかしない。
『……』
和也「じゃー、やーらない！」
・
天使のような笑顔でサラッと断った。
不覚にも可愛いって思ってる自分をぶん殴りたい。
・
・
和也「どーします？」
ここで手伝ってもらわなかったら、多分私は昼食抜きだ。
どうする。どうしたらいい。
『…………言うこと聞きます』
和也「言ったな？」
『言いました！』
和也「じゃー、手伝ってあげる」
・
・
二宮さんがニヤリと笑ったのは私の勘違いにしておこう。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 703人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
メル(プロフ) - こんにちわ！初めて読ませて頂きましたが、とっても面白かったです！続きも早速読んできます(´ｰ｀) (2015年12月14日 0時) (
レス) id: 483cbdbb0b (このIDを非表示/違反報告)
きりさく(プロフ) - さゆさん» ありがとうございます(^^) そう言って頂けると嬉しいです( ´ ▽ ` )ﾉ (2015年11月30日 22時) (レス) id: fcfcc5d9df (このIDを非表示/違反報告)
さゆ(プロフ) - 初めまして！オススメに出ていたので読ませていただきました＊一気に読んでしまいましたー！スピードもあって、テンポもよくて、とてもおもしろいです（語彙力なくてすみません） (2015年11月30日 21時) (レス) id: 69b2c97b5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きりさく
| 作成日時：2015年11月9日 12時
