肝試しPart2 ページ22
ころんside
こ｢やっと折り返しまで来た…｣
目の前に映る壊れた建物をじっと眺めながら、息を整える。
さ｢お疲れwどうする？廃墟回る？｣
余裕そうな顔で僕の顔を覗き込むさとみくん。
こ｢行きたくない、早く帰ろ｣
さ｢…ま、中に入んない訳ないよな〜｣
さとみくんは僕を引きずるように廃墟の中に入った。
こ｢なんで入るんだよ…！！怖い…｣
さ｢だいじょーぶ、俺がいるって｣
こ｢…信じるからね、｣
僕は繋いでいたさとみくんの手をもっと強く握った。
こ｢…ん…？｣
突如、物音が聞こえた。
ガサガサ、という何かを探るような音。
こ｢さとみくん…何この音｣
さ｢大丈夫、風かなんかだろ｣
怖い、その一心でさとみくんの服の袖を掴む。
すると音がピタリと止まった。安心、なんてほっとしたのはつかの間。
横にあった古い箱の傍から出てきたのは白いヤツ。
よく見れば白いワンピースの人、頭には三角布。
こ｢きゃぁぁｯｯ！！｣
さ｢ころんｯ！｣
さとみくんは大騒ぎする僕を強く抱きしめてくれた
怖くて、頭の中が真っ白。体の震えも止まらない。
さ｢…おい、やりすぎ｣
？｢ごめん…こんな驚くとは思わんかった…｣
少し落ち着いて、声のする方を見れば
親友4人が白い服装で立っている。
こ｢え…？｣
状況がよく飲み込めず、相方を見る。
さ｢こいつら、お化けに変装して俺達のこと驚かせようとしてたんだよ｣
莉｢ごめんねころちゃん、泣かないで〜｣
気付けば僕の目からは涙。
どんだけ怖がってんだよ、僕。
こ｢ううん、大丈夫だから。ごめんね｣
る｢いえ、僕達の方こそごめんなさい…、｣
こ｢皆は悪くないよ、楽しませようとしてくれたんでしょ？僕、怖がりすぎたw｣
ホントは親友と分かった今でも震えが止まらない。
本当に怖かった。
けど、皆は僕とさとみくんを楽しませようとしてくれてたんだよね、きっと。
さ｢…ころん、帰るか｣
こ｢…うん｣
そういった途端、
さとみくんが僕を持ち上げる。
こ｢え、何してんの！？｣
さ｢ころん歩けないかな〜、ってw｣
こ｢……｣
いつもだったらここで｢歩けるし！｣って強がるけど、今は…。
こ｢じゃあ、僕のこと家まで連れてってね｣
さ｢今日は素直だな？w｣
こ｢うっさい、今日は特別｣
その後、
こ｢さとみくん、風呂一緒に入ろ…｣
さ｢仕方ねぇなあw｣
こ｢さとみくん、一緒に寝よ？｣
さ｢ほんっとに可愛いなぁ、お前は｣
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Rou - コメント失礼します！2020フェルトさんの小説全部見てて、全部大好きです！応援してます！続き待ってます✨ (8月29日 20時) (
レス) @page14 id: e81d0aeadd (このIDを非表示/違反報告)
めいぷよ - さところ 尊いなぁ＾＾ハッ��(ﾟДﾟ)もう、、、3時、、、だと、、？ヤッベェ、宿題しないと、、終わった☆ (2022年2月14日 3時) (レス) @page44 id: f9cc1ef544 (このIDを非表示/違反報告)
みずあめ - 初コメしれします！主さんが描く桃青めっちゃ好みです！！マジで尊いです……更新頑張ってください！ (2021年4月12日 23時) (レス) id: 8c230f8989 (このIDを非表示/違反報告)
カナシミ - 2020フェルトさん» 小説で、話したかな…？(多分消したけど)コ、コクハクｯ!?す、すげぇ…尊敬するｯ！私が男の子っぽい性格だから男の子に好かれてないようなキガスル…(TT)((何歳の時に告白されましたかっ！！！)) (2021年4月1日 21時) (レス) id: 6310f4800c (このIDを非表示/違反報告)
2020フェルト(プロフ) - カナシミさん» あーそういえばそんなことを言ってた気がするなぁ…。鬼滅好きなことは悪いことじゃないから全然大丈夫だよw 私はどっちにもモテないかな☆告白されたことはあるけど、、うーん、、w (2021年4月1日 9時) (レス) id: 20aa633bd9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：2020フェルト | 作成日時：2020年6月25日 5時
