【鬼滅の刃】あの鬼殺隊+αに○○してみた 其ノ弐

【泣きたい時はどうすればいいか聞いてみた】其ノ弐 ページ5

【煉獄の場合】


煉獄さんは泣きたくなった時はどうしてるんです？


たまたま甘味処で一緒になった彼に
そう聞いてみる


煉獄「むっ、そうだな！
泣きたくなった時は無い！」


確かに煉獄さんならいつも笑ってそうな感じですもんね〜と餡蜜を食べる


煉獄「Aは、泣きたくなる時はあるのか？」


ありますよ、だって私未熟ですもん
と苦笑しながら答えると肩を掴まれる


煉獄「君は未熟なんかではない…！
俺は知っている…。
君が努力をしてここまで来たことも…」


彼にそう言われると少し擽ったい


煉獄「泣きたくなったら、俺の所に来るといい！
俺がAを沢山褒める！そうすれば君も元気になるかもしれない！」


悪いところもあるでしょうに…
そーゆのもちゃんと言ってくださいよ？
と言うと


煉獄「うむ、そうだな…悪いところはないが…
強いて言うなら…他の隊士の前で泣くのは駄目だ！」


ズキッ…


それはきっと私が他の隊士の前で泣くと
弱いやつだと言われるからですか？と聞く


煉獄「いや！俺が慰めたいからな！
他の隊士に慰められてるところを見るのは御免だ！」


それを聞いてふふ、と笑みが漏れる


煉獄「だから、俺の所に来いA！」


泣きたくなったら煉獄のところへ直行しましょう


【無一郎の場合】


無一郎くんは泣きたくなった時ある？
と稽古の休憩中に聞いてみる


無一郎「……いや、……無いかな」


特にそんなこともないからねと
いつもの何を考えてるかわからない表情をする彼


無一郎「どうせすぐ忘れるし…」


ははっ、そりゃあ羨ましいぜ！！


無一郎「君は？泣きたくなる時あるの？」


無一郎くんに名前を忘れられる時かなぁ
と冗談で言ってみると彼の瞳が揺れる


無一郎「……A」


「へ…？」


無一郎「君の名前はAでしょ？それくらい覚えてるよ」


君と僕は友達だからね
とほんの少しだけ笑顔を見せる彼に
私は思わずキュンとしてしまう


無一郎「でもそれが原因で泣かせてたらごめん…
今度からは…ちゃんとAって呼ぶから…泣かないでよ…」


それから会う度に

A、今日はなにする？
A、これあげる……
A、今日は天気がいいね


めっちゃ名前で呼んでくれるようになった


無一郎「ねぇ、A…
あの雲の名前…なんだっけ…」


でも、やっぱりあの雲の名前は
未だに覚えられないみたい。

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